本日は避難・防災訓練を実施しました。今回は大きな地震が発生したという想定での訓練です。
私が中高生の時には、日時を予告した訓練など、やる意味があるのかと思っていましたが、予告するからこそ意味があるのだということを、生徒たちにも先生方にもお話ししました。
事前にいろいろなことを想定しておけること、想定したうえで、実際に訓練の当日に行動してみて感じたことや理解したことを振り返ることができることは、とても大切です。また、今日は訓練だからこのような状況だけれども、実際に起こったとしたら、どんな様子になるだろう、と想像力を働かせてみることも必要です。予告なしに突然訓練を実施しても、パニックになるだけです。
学校では様々な経験をします。1回1回の授業も貴重な経験です。経験から学ぶこと、さらにはその経験を日常生活に活かすこと、それはこういう訓練だけではなく、毎日の学びからつながっていることなのですね。
生徒たちは静かに落ち着いて行動し、グラウンドに避難してからも混乱することなく整列・点呼まで終了しました。それぞれの生徒が何かを考えながら、想像力を働かせながら訓練に参加した証拠だと思います。