気持ちよく晴れた空の下で、高校74期生、中学57期生の入学式を行いました。
コロナによる規制はずいぶん緩めて、保護者の方にもたくさんお越しいただくことができました。新校舎がオープンした日以来の活気に満ちた時間となりました。一番上の写真は、入学式とクラスでのオリエンテーション後に、正門のところで記念撮影をしようとする方々が、順番待ちをされている様子です。桜の花は開花が早すぎて、見ごろを過ぎていましたが、青い空、白い校舎、追手門学院中・高等学校のプレートをバックにきれいな写真を撮っていただくことができたのではないでしょうか。
入試広報部がすでに記事を掲載してくれているように、式辞においては、八束周吉先生の「知性の発芽は、先ず驚異に始まる」という言葉を紹介しました。新入生の皆さんの学校での日々が、驚きに満ちたものになり、その驚きが知性へとつながることを願いました。また、蓮見重彦先生が東大総長時代の式辞で語られた、「真に貴重な体験は、結果ではなく過程の中にしかない」という言葉を引きながら、新入生の皆さんの潜在的な力が、顕在化していく瞬間に立ち会い、過程を生きるという体験を共にしていくことこそが、私たち教員の役割であると確認しました。
様々な性質を持った生徒たちが集まれば、それだけ学びが豊かになります。入学前にお話ししましたように、新入生の皆さんが学校作りの主体として日々の生活を送っていただくことを大いに期待しています。