網走ジュニア観光大使プロジェクト(網走探究プロジェクト)
7月26日(水)から7月31日(月)までの5泊6日、北海道網走市において、昨年度に引き続き、香里ヌヴェール学院高等学校さんと課題解決型プログラムを実施させていただきました。
今年のテーマは、
Ⅰ:「ビノス貝は開かない」 誰もが開けられるようにするには?
Ⅱ:「豊かな環境を守る」 エゾシカによる被害を食い止めるには?
Ⅲ:「網走魅力化計画」 商品で網走を活性化するには?
Day① チームビルディング
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香里ヌヴェール学院、本校、東京農大学の学生メンターを交えてのチームビルディングをしました。
クラスや学年の垣根を取り払い、「すべてごちゃまぜ」にしてチームで課題解決に取り組むための素地作りです。
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Day② フィールドワーク
2日目はフィールドワーク!
本物の課題に直面し、現地の方々のお話を聞くことで、ネット情報はいかに一面的かを実感。やはり現地で直接聞かないと分からないこともあり、まずやってみて五感で感じ知ることを体感しました。情報を受け取るだけでなく、「なぜ?」「本当に?」を意識して話を聞き、課題の発見・整理、資源探しやニーズ調査をしました。現地の方々の期待や願いを踏まえて、アイデアの素案つくりを行いました
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Day③ 中間発表と講義
中間発表をむかえるにあたって、かなり緊張していた様子の生徒達。審査をしていただいた東京農業大学の先生方も、生徒たちの案をよりよくするために、本気でフィードバックをしていただきました。
アイデアをより深掘りするためのヒントがもらえたチーム、アイデアが白紙にもどったチームなど様々でしたが、アイデアの具体性、実現性、新規性、独創性、プレゼンの仕方など、多くのヒントを得たようです。
このフィードバック後、生徒たちは自分たちのアイデアに愛着がうまれ、本気モードのスイッチが入ったように感じました。
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Day④ 最終発表に向けての準備
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昨日にいただいたフィードバックの内容をもとに、明日の最終発表にむけての準備です。
アイデアを深掘りするチーム、さらにニーズ調査などのインタビューに出ていくチーム、サンプル品を作成するチームなど、我々大人に頼ることなく、自分たちだけで考えてやり切ろうとしている姿が印象的でした。
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Day⑤ 最終発表会と懇親会
緊張と焦り、拘りと愛着、疲労とが混じり合った何とも言えない空気感ではじまった本番。
生徒たちだけでなく、伴走していただいた大学生にも緊張がみられました。どの班も中間発表とは見違えるほどの内容であり、網走市長や大学の先生方からも「これは実現できるのではないか」というお言葉もいただくようなチームも複数存在しました。
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Day⑥ 帰阪
いよいよ最終日。
網走監獄やオホーツク流氷館の観光を経て、道の駅での買い物、メルヘンの丘での全体記念写真をとり、大阪へ戻りました。
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今回の活動では、活動班も部屋割りもすべてごちゃまぜにしたことにより、生徒達自身が自分を知り、見つめ直し、他者を知り、自身の役割を考えることができる絶好の機会になったのではないかと思います。
ご協力いただいた網走市長をはじめとした市民の皆さま、東京農大学の先生、学生メンターの皆さま、すべての皆さまに感謝いたします。ありがとうございました。