高3創造コース政治経済

アラジンの結末をご存じでしょうか。
「王族同士でしか結婚することができない」という法律の問題点に気付いた国王が、
「女王が認めた人となら結婚しても良いものとする」と言い張り、アラジンと女王ジャスミンが結婚することができるというハッピーエンドの形で映画は終わります。
しかし、日本の政治経済の授業をするうえで、一つひっかかる部分があります。
国王が国民(市民)や議会の意見を聞くことなく、法律を変えたのです。
国王が権力を自由に扱う政治のことを絶対王政といいます。
そこで今回の授業のテーマ
「このままじゃアラジンは終わらせられない!その続きを創造しよう!」を行いました。
でもただ単に自由に考えるわけではありません。
これまでに絶対王政を採用していた地域はどのような未来を歩むのかを学びます。
代表例は①ピューリタン革命、②名誉革命、③アメリカ独立宣言、④フランス人権宣言です。
それぞれの内容を個別に調べ、事実的な知識を獲得をしていきます。
すると、調べた内容を共有し、4つの革命の共通点から「~条件が揃ったとき、市民は●●を求めて革命を起こす」という社会のルール(概念的知識)を協働的に導くことができます。

この概念的知識を応用して、アラジンの続きをディズニーのプロデューサーになったつもりで創作!
口々に様々なアイデアやオリジナリティを発揮しながら創作に励んでくれていました。

自ら知識を獲得して応用する学びを実践しています。
この創作には実は続きがあります。それはまた次回!
梶