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不朽の名作との出合いが、
未知の領域に挑戦する架け橋になった。
僕は高校生になってから、人生を変えるほどの衝撃を受けた作品に出合います。それはアニメ『新世紀エヴァンゲリオン』です。作品の世界観や物語の展開、登場人物たちの緻密な心理描写に主題歌、そしてもちろん作画……、そのすべてに心を奪われました。その結果、それまでの僕には、将来の夢がありませんでしたが、今では進みたい道が明確に見えています。それは機械設計やシステム開発を学んで、システムエンジニアを目指すというもの。そして最終的にロボット開発に携わるというのが、いま描いている将来像です。その実現のためにも高校卒業後は難関大学の工学部に入学するのが目標になりました。普段テレビなどはほとんど見ない僕ですが、エヴァとの出合いは、まさに人生のターニングポイントですね！
また僕は、妹のクラスメイトの母親がピアノの先生をやっていたのがきっかけで、小学校６年生でクラッシクピアノを習い始め、今もレッスンを受けています。休みの日には、気がつけばお昼から夜までずっと弾きつづけていたこともありました。好きなことに没頭しているときの集中力だけは、誰にも負けません。ちなみに僕の性格は、とても心配性。それが故に細かい部分にまで意識がいくので、特に音の強弱やリズムなどには気をつけて練習をしています。自分自身がこの性格を理解することで、日常生活や勉強にも活かすことができるようになりました。どんなことに対しても、仕上げの段階や提出の前に、どこにも不備がないかを誰よりも入念にチェックできるので、ケアレスミスなどを防げるんです。その代わりどんなときも気が抜けないのが唯一の弱点かもしれませんね（笑）
好きなことに没頭している
時の集中力だけは、
誰にも負けません。
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アートと化学の両方が大好き。
何かを生み出すことに変わりはない！
僕は音楽だけでなく、何かを表現するのが大好き。選択科目では美術を選択していて、この前は「架空のスイーツをつくる」という課題がありました。はじめは自分の頭の中にイメージがあるだけですが、それをもとに粘土で形成し、着色することで、ひとつの作品に仕上げていく過程はとても面白かったですね。その一方で、化学の分野にも興味があります。その理由は、身近に起きる現象を理論で証明できるから。たとえば「なぜ電球は光るのか」ということに対して「そういうものだから」ではなく、根拠に基づいて理解ができるとすごく気持ちがいいですよね。一聴するとアートと化学の世界はかけ離れているように思えるかもしれませんが、さまざまな方法や理論、性質を駆使して形あるものを生み出すという点では共通していると思います。それが両方を好きになったポイントかもしれません。
探究の授業でもたくさんのことを学びました。ゆるキャラプロジェクトでは、チームの３人で話し合って、どんなキャラにするかを決めるところまではできました。しかし大変だったのはそこから。イメージ図から実際に立体にしてみると、とても不安定で土台に固定ができません。試行錯誤の結果、無事に自立させることはできたのですが、想像上のものを実物にして表現する難しさを改めて感じましたね。また動画制作では、設定したテーマを伝えるために、撮影と編集をどのように進めるのが良いかを重点的に考えました。なるべく直接的な表現は避け、抽象的な映像と音の組み合わせで「努力」を表してみたんです。さらにプロジェクト型で創作活動を行う探究の授業では、はじめに予定しているよりも時間がかかることが多く、そこから行動の仕方という点でも意識が変わりました。限られた時間の中で、いかの無駄なく効率的に作業ができるか。それを考えるようになり、少しの空き時間を有効活用するなどして無駄を省きました。物事をスムーズに進めてくときに大切なことを、一連の作品づくりを通して学べた気がします。
物事をスムーズに進めるために
大切なことを作品作りを
通して学べた気がする。
