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グループワークで苦手を克服!?
直感を信じて、チャンスを掴む。
僕が追手門学院を知ったのは、中学3年生の時。進学先を調べる中で、『グループワーク』や『探究的な学び』を大切にしているこの学校にたどり着きました。この2つは高校を選ぶ上で非常に重要な要素となります。というのも僕は一人でいると集中力が続きません。自宅だと他のことに気を取られてしまって受験勉強ができなかったほど(笑)。だからどの教科においても黒板に向かうだけではなく、グループやペアでの学習が推進され、また探究のような活動を大切にしているこの学校が魅力的に映りました。もともと誰かと一緒にモノゴトに取り組むことは好きだし、何よりも自分の都合で相手に迷惑をかけられないというプレッシャーがあるので、常に100%の状態で挑むようにしています。
僕が大事にしているのは直感。「面白そう」「興味があるかも」と思ったことがあれば、とにかくすぐに挑戦しています。最近だとスタンフォード大学の教授が主宰するオンラインプログラムや、日本の外務省が手がける『カケハシ・プロジェクト』にエントリーしました。スタンフォードのプログラムは審査を通過した日本の高校生が社会問題について考えるというもので、成績優秀者にはスタンフォード大学やシリコンバレーの企業が見学できる権利が与えられます。これを知ったときに「スタンフォード大学が日本の優秀な高校生を探している!」と思いました。もしスタンフォードに行けるなら、もう『ドラゴン桜』も目じゃありません(笑)。またカケハシ・プロジェクトは、実際にテキサス州などの現地に行って、日本の文化を伝えていく活動。8日間の日程で費用はすべて外務省が出してくれるそうです。この2つは話を聞いた当日に親の許可を取り、翌日には担当の先生に相談して応募の準備をはじめていました。これからも直感を頼りに、ピンと来たらすぐに行動に移すというスタンスで日々を過ごしていきたいですね。
大切なのは直感。
すぐに行動に移せるスタンスで、
日々を過ごしたい。
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「共有」と「行動」で経験値は増えていく。
失敗だって1つの経験だ!
グループワークを大切にしている理由は、自分の人生の何倍もの経験値を得られると思ったから。例えば4人が集まるとすれば、自分を除く3人の経験が共有できて、いわば15歳の自分が、経験という観点で60歳になったと言えるわけです。また直感を信じて行動するのも、この姿勢によるもの。それで仮に失敗をしても、その過程の中で得られる経験があるし、上手くいかないことに対する耐性も身につきます。だから失敗そのものをネガティブに捉える必要はありません。それも自分の人生をつくっていく要素になっていきますからね。そうやってこれまでたくさんの経験をしてきたからこそ、どんどん自分の中の“引き出し”を増やすことができました。とはいえ経験から得た引き出しも、使わなければ未経験なのと同じ。いつでもすぐに取り出せる状態にしておいて、さらに必要なときにはそれらをどんどん使うことで、はじめは擬似的だった知識や体験が自分のものになっていくと思います。
僕は就きたい職業や働きたい業界などが、まだ定まっていません。ただ自分が描く将来のイメージとして近い存在はいます。それは中学の時に所属していた吹奏楽部の顧問の先生です。決して強権的な指導はせず、自然と生徒たちから慕われ、「この人についていきたい」と思われるような人でした。結果的に僕たちは全国大会で金賞を獲得するまでに至ります。この先生のように、自分一人で何かを成し遂げるのではなく、人を惹きつける魅力を持ちながら、最終的には成果を残せる人になりたいですね。