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議論を重ねて答えにたどり着けるのが、
グループワークの魅力。
私が追手門への進学を決めた理由は、グループワークを中心とした授業展開に魅力を感じたからです。実際に入学してみると、中学の頃に比べて板書をひたすらノートに写すだけという時間が圧倒的に減り、その代わり自分で調べてみたり、友だちと話し合ったりする時間が増えました。そのおかげで授業内容をより効率的に理解することができているし、苦手な教科や解けない問題に対して、前向きに取り組めるようになりましたね。
私がグループワークに興味を持つようになったのは小学校6年生のとき。父が裁判の傍聴に連れて行ってくれたことがきっかけです。1つの物事に対して、さまざまな意見をぶつけ合わせながら結論を導き出すという状況を目の当たりにして「これは面白い!」と自分の中でスイッチが入ったのを今でも覚えています。それからは家の中で父とディスカッションすることが増えました。話題のほとんどが日本の政治や財政に関して。毎朝ラジオニュースを聴いて、そこで感じた疑問や不満などをぶつけています。公務員として政治の世界で働く父は、私の意見の未熟さを指摘しながらも、真剣に相手をしてくれるのですごく貴重な時間になっていますよ。
さまざまな意見をぶつけ合わせて
結論を導き出す面白さに、
自分の中のスイッチが入った。
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それぞれの強みを活かして、
大学生にも負けない最高のコンビに。
2年生の探究の授業では、「課題を発見して、改善案を考える」という活動に取り組み、社会全体から学校やクラスといったさまざまな規模の社会課題に目を向けました。そのプロジェクトを通して気づいたのが、私はみんなの発言をまとめて整理するのは苦手だけど、アイデアを出すのは得意だということ。自分の意見に対してチームのメンバーが「いいね!」と言ってくれることも多く、それを強みとして自覚するようになりました。ゼロからイチをうみ出せる「独創性」や「想像力」は今後もいろいろな場面で活かしていきたいと思っています。
この1年間でいくつかのワークを進めましたが、特に印象に残っているのが、クラスメイトのKさんと取り組んだ企画です。このときは『食物アレルギー』に着目し、深く掘り下げる中で、旅行やお祭りなどに出かけたときに安心して食事を楽しむことができない人がいるという問題にたどり着きました。それを改善するためにふたりで考えたのが、アレルギーに関する情報をオンライン上で管理し、QRコードを読み取ることで誰でも閲覧できるという仕組みです。たとえばお祭りの時に、その情報を来場者に提供することで、より多くの人が安心してそこでの時間を楽しむことができます。この企画は追手門大学の学生が参加するビジネスコンペにも提出し、1次審査を通過することができたんですよ。とにかくたくさんのアイデアを出すのが得意な私と、物事を整理して実現へと進めるのが得意なKさんとは、とても良いコンビになれたと思いますね。