Theme1
ひとりとして同じ人はいない。
互いを認め、尊重し合う大切さ。
僕が追手門に興味を持ったのは、中学の時に見たパンフレットで、探究の授業を知ってから。『スペースバルーン』に関するプロジェクトの記事を読んで、生徒たちが主体的に取り組む姿に惹かれました。入学してから1番驚いたのは、生徒と先生の距離感が近いこと。中学校までは用事がないかぎり職員室に行くことがなく、先生との会話の機会も多くはありませんでした。でも追手門では職員室とは別に『ティーチャーステーション』という場所があります。ここは仕切りもなく、話しやすい雰囲気をつくってくれているので、勉強の相談や雑談を気軽にできるのがいいですね。また授業中にどんな提案しても、先生たちは絶対に否定せず、まずは話を聞いてくれるので、自分を素直に表現できています。
探究の授業で印象に残っているのはニーズとウォンツを考えるグループワークです。これは学校生活で取り入れてほしいものや足りていないものを考えて、それを実現するための方法論までを話し合うアクティビティです。正直言って、最初はこの活動からどういったことを学べるのかがわかりませんでした。しかし回数を重ねるうちに気づいたことがあります。それはどれだけ趣味嗜好が似ていたり、仲がよかったりするクラスメイトでも、まったく同じ価値観を持っている人はいないということ。それぞれの意見を認め合う大切さを、探究の授業の中で学べたような気がします。
それぞれの意見を
認め合う大切さを、
探究の授業の中で学べた。
Theme2
調子がいい時さえ変革を。
ずっと同じだと成長もなし。
僕は野球部に所属しています。昨年のこした成績は、大阪府ベスト16。これは追手門としては50年ぶりのき快挙だそうです。しかしまだ満足はしていません。より高い結果を残すために、さらなるチャレンジを続けています。試合や練習の時にちょっとでもできないことを見つけたら、ほんの些細なことでも解決に向けて実践。例えば僕はどれだけ調子がいい時でも、常に新しいバッティングフォームを試しています。もちろんいい状態に手を加えるのは勇気がいりますが、ずっと同じだと、成長もしないまま。結果が出なくて悔しかったり、辛かったりすることもありますが、試合に勝てればそれらはすべて吹っ飛びます。これからも積極的に変化を受け入れ、挑戦し続けることで、チームの勝利を目指したいですね。
野球部の活動以外では文章を読むのに没頭しています。特に好きなのが、森沢明夫さんの小説。父の出身地である青森が舞台の『青森三部作』は、馴染みのある名称がたくさん出てきて、余計に面白いです。そんな趣味が高じたのか、コロナで家にいる時間が長かった間に、自分でもちょっとした執筆活動を始めてみました。その日に起こったことや感じたことを日記のように書き残すのは、読むのとはちがった楽しさがあります。機会があれば、この『O-DRIVE』というメディアでも、コラムを書いてみたいですね。先生にお願いしてみます(笑)