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日本にいながら世界を知ることで、
新しい自分へとアップデート。
僕が追手門を選んだ理由は、オープンスクールに来た時に、そこで先輩たちがとても主体的に授業に臨んでいるように感じ、その姿に惹かれたからです。それに自分の内側にあるものを表現することが好きな僕にとって、探究の授業もとても魅力的に写りました。またすべての生徒に自分専用のパソコン『S-tab』が配布されるのもポイント。その中に入っているパワーポイントを使った資料作成がマイブームになっています。授業で行うプレゼンの内容がきちんと伝わるよう、随所に工夫を入れ込んでいくうちに止まらなくなってしまうことも(笑)。最近はアニメーション機能を用いたイラストにも挑戦しています。自分がつくったものを褒められると嬉しく感じるので、もっと使いこなせるようになりたいですね。
僕がいま学校の中で最も注目しているのが『Connecting to the new world!』という取り組みです。これは世界を舞台に活躍している日本人の方とオンライン上でさまざまなディスカッションをしていくプロジェクト。ゲストの話は参考になるものばかりで、僕も積極的に質問をしています。特に記憶に残っているのは、「日本人のサービス精神は、世界でもトップクラスだ」という話です。日本に住んでいると当たり前なことも、他の国ではそうではないということを知りました。そういった新たな気づきがあるので、とても充実した時間になっていますね。これからもゲストの話を取り入れながら、自分の考え方を広げていきたいです。
ゲストの方の話を
すべて取り入れながら、
自分の考え方を広げていきたい。
Theme2
自分を見つめることで、
個性をポジティブに転換。
探究の授業で取り組んでいるのは、“ニーズ”と“ウォンツ”に関わる活動です。これはチームのメンバー同士で、学校生活の中で感じる「変えたいこと」と「どうしてそう感じるのか」を聞き、そこから根底にある考えを探ることで、より具体的な解決策を導き出すというアクティビティ。僕のパートナーの場合は「すべてのプリントをPDFでほしい」という願いを持っていました。それを深堀りしていくと「授業をS-tabだけで完結させたい」ということが分かり、そこから「ミニマリストを目指しているのではないか」という推測までたどり着きます。そこまで進めると、表に出てきている願望は同じでも、根っこの部分は人によってまったく違っていて、それがその人のオリジナリティにつながっていることに気づきました。このように普段なら絶対に到達できない領域まで踏み込めるのが、探究の授業の楽しい部分ですね。
自分自身をひと言で表すのであれば「変な人」になると思います。その理由は他の人には理解できないような想像をしていたり、普通の人ならどうでもいいと感じる部分に強いこだわりを持っていたりするから。しかし探究の授業を通して自分をしっかりと見つめ直すことで、こんな変わった性格も、むしろひとつの個性としてポジティブに捉えるようになりました。そんな僕の将来の夢は、ファッションデザイナーやプログラマーといったクリエイティブ系の職に就くこと。僕の独特な思考やオリジナルな発想を存分に生かせる仕事だと思います。だからこれからも周りに流されることなく、自分を貫き通していきたいですね。