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“違い”こそが盛り上がりのポイント。
話し合いの中で、雰囲気を高めたい。
私が追手門を選んだのは、パンフレットで紹介されていた『創造コース』が楽しそうに感じたから。ただ授業を聞くだけではなく、生徒が主体的に参加する学び方が魅力的に映りました。実際に入学して驚いたのは、教室の机の配置。どの授業でも基本的に4人組の班になるように机を並べています。それによってクラスメートとの距離が近くなり、気軽に話せるので、疑問がうまれた時にそのままにしておくことがなくなりました。また自分では思いつかない考え方に出合える機会が増えたのもこのレイアウトのおかげ。私は新しいことを知るのが勉強の楽しさだと思っているので、生徒同士で話し合うことが多いこの環境は、とても自分に合っていると思います。
私が所属している創造コースは、入学してからの数ヶ月間で、すでにたくさんのアクティビティをやってきました。それらを通して気づいたのは、人によって価値観や考え方が異なっていて、そのおかげでクラス全体が盛り上がっているということです。今まではみんなが同じ意見になるのが授業として正しい状態だと思っていました。しかし探究ではそうではありません。先生も他のクラスメートも、みんなが一人ひとりの考えを大切にしているので、いろいろな視点に気づくきっかけがうまれます。もちろん時には意見の対立が起こることもありますが、それもすべてプラスになると考えるようになりました。だからこれからも自分の思ったことを遠慮せずに発言して、クラスの雰囲気をより高めていきたいですね。
新しいことを知るのが
勉強の楽しさだと
思っている。
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過去から導き出した自分のあるべき姿。
見えない努力にスポットライトを。
私が授業以外で頑張っているのは、女子バスケットボール部のマネージャーです。自分も昔からバスケをやっていたのに、選手として入部しなかったのには理由があります。それは中学になって、それまで所属していた小学生のミニバスのチームに教える側として参加した時に、自分がプレイするより、誰かをサポートするほうが楽しいと感じるようになったから。ただ入部してすぐに、マネージャーの先輩は卒業。現在はひとりですべての業務をこなしています。やるべきことがきちんとできているか、不安しかありません。しかし顧問の先生や部員の皆さんに助けてもらいながら頑張っています。私が目指しているのは周りから頼られる存在になること。選手から「ありがとう」と言われるのが、なによりのやりがいです。今はまだ助けてもらうことが多いのですが、これからは私が選手を支えられるようになっていきます。
私が最近感じるのは「誰かの頑張りを、当たり前だと思ってはいけない」ということです。中学の時に、はじめての定期テストで高得点をとれたが故に、それからもずっと同じ結果を求められるようになったのが、そう感じたきっかけ。その期待に応えるために必死に勉強しているのに、周りからは「頭がいいね」と思われて、とても悔しい思いをしました。私がテストでいい点数をとれたのは、努力をつづけているだからだと気づいてほしいです。例えばたまに100点をとる人より、ずっと100点をとる人の方がすごいはず。でも褒められやすいのは、「たまに」の人の方ですよね? それはおかしいと思います。だから私は「当たり前」と思われていることにも目を向けて、できるだけ評価したいと考えるようになりました。部活でも同じで、試合の結果だけで判断するのではなく、練習から頑張っている部員に称賛の声をかけていきたいですね。