Theme1
新しい環境で苦手を克服。
過去とは違う人生を送れている。
私は中学生の頃、あまり学校が楽しいと思えていませんでした。その理由はふたつあります。ひとつ目は先生が教科書どおりに教えるという旧来型の授業のカタチが好きではなかったこと。そしてふたつ目は自分の思いを他者に伝えるということが苦手だったからです。高校受験が近づき、学校選択に迫られた際、「正直どこも一緒だろう」と諦めていた私に、母が追手門高校の体験会を勧めてくれました。『創造コース』のオープンスクールに行ってみると、中学までは当たり前だった座学ではなく、身体を動かしながら学ぶという学習スタイルで、その楽しさに一瞬で惹かれて入学を決意します。あの時、体験会に来ていなかったら、きっと今のような楽しい学生生活を送れていなかったはず。私の背中を押してくれた母には感謝の気持ちでいっぱいです。
創造コースに入学してから感じるのは、正解がないものを追い求めるからこそ、自分の発想力が豊かになっているということ。またここでの学びを進める中で、自分の意思を伝えることへの苦手意識もどんどんなくなり、クラスメイトとディスカッションを重ねることで、他者への理解も深まっていきました。そのおかげか、心から信頼できる友人もでき、今では中学までの自分とは、まるで違う人生を送ることができている気がしています。父からも「創造コースで学んでいることは、社会に出てからも必ず必要になるもの。一生懸命に取り組みなさい」と言われました。自分の可能性を広げるためにも、この素晴らしい環境の中で、これからも学びに力を入れていきたいですね。
自分の可能性を広げるためにも、
この素晴らしい環境の中で、
学びに力を入れていきたい。
Theme2
将来のために、今を妥協しない。
あらゆる角度から自分を高める。
最近、とても違和感を覚えていることがあります。それはジェンダーに対する人々の理解について。私は昔から、いわゆる“女性らしくある”ということに馴染んだり、受け入れたりすることができず、自分を指す一人称も「僕」を使っています。家族を含めて周りの大人の人たちの中には、そういう私をあまりよく思えない人もいるようで、注意を受けることもありました。でも特に世の中を動かしている世代の人たちが、もっと多様性に対する幅広い理解を示してくれたら、より自分らしく生きることができる人が増えるはず。古くからの価値観にとらわれることなく、“人と違っていること”を、“一人ひとりの個性”として見てほしいと強く願いますね。
部活動ではずっと好きだったアニメの影響もあって、軽音楽部に所属。楽器はドラムを担当しています。ドラムは他の楽器と比べて音が大きいので、自宅で練習することはできません。そこで今は週に1回、ドラムスクールに通っていて、さらに母の影響でお琴も習っています。高校卒業後は大学進学を考えていて、将来的に就きたいのは、デザイン系の仕事です。まだ細かい職種などは決めていませんが、私は絵を描くのがとても好きなので、その技術を仕事でも活かすことができるといいですね。つまり今の私には、受験に向けた勉強も、感性を磨くための部活も、そして将来につながるかもしれない趣味として頑張っていることも、すべてが大事。どれかを諦めることなく、全部に妥協をせずに、自分らしく生きていきたいと思っています。