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温かく、個性豊かなクラスメイトと
支え合いながら、ハイレベルな進路を。
「校舎がとてもきれいで、かっこいい」。それが私が追手門学院のオープンスクールに参加した時の第一印象です。入学してから感じたのは、自分のペースで伸び伸びと学べる環境が整っているだけでなく、先生も生徒も温かい人が多いということでした。私が通う特選SSコースには、難関大学を目指す人がたくさん在籍しています。勉強のレベルが高いクラスというのは、無意識のうちにクラスメイト同士をライバル視してしまい、少しギスギスした雰囲気になるものだと思っていました。しかし実際は「一緒に頑張ろう」という穏やかな空気の中で、個性豊かな友人に囲まれながら、互いに支え合うことができていると思います。
探究の授業で印象に残っているのは、自分が手がけた作品を写真に撮ってブログに投稿していくというプログラムです。その中で、作品づくりの過程で抱いた感情や普段は口にしない気持ちなどを記録していきました。それまで私は自分自身と向き合うという経験をあまりしてこなかったので、とても意味のある時間になったと思います。また３年間にわたって探究の授業を受けることで気づいたのは、会話の重要性です。人は自分が思っている以上に、他人のことを理解できていません。その上で、会話をすることで相手の考えを知ることができ、それと同時に自分の気持ちを相手に伝える難しさも実感します。普段、何気なく交わしている会話も、新しい知識や価値観を得る貴重な機会。そんな風に考えられるようになったのは、探究の授業を受けたおかげですね。
普段、何気なく交わしている
会話も、新しい知識や
価値観を得る貴重な機会。
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挑戦は“学校の枠”を超えて。
将来は“国の枠”を超えて。
高校生になったばかりの頃の私は、特にやりたいこともなく、勉強に対してもあまり意欲的ではありませんでした。しかし「このままではいけない」と一念発起。学校外のさまざまなプロジェクトに参加すると決意します。例えば以前、京都で開催された「ハーバード大学の人たちと英語でコミュニケーションを図る」というイベントにひとりで参加しました。７歳から英会話を習っているので、外国人と話すことに抵抗はありません。とはいえ学力的に非常に優れた大学生の人たちと対話をするというのは、完全に非日常な体験。その日を境に、さらに英語を頑張りたいと感じたのは言うまでもありません。また私は幼い頃から活字が大好きで、今でもたくさん本を読んでいます。好きなジャンルは特になく、本屋さんに行ってその時の気分で読みたいものを選ぶのがほとんど。どんな本にも著者の考えや経験、知識が詰まっていて、それはいわば宝箱のような存在です。これからもたくさんの本を読んで、豊かな感性を育んでいきたいですね。
高校卒業後は海の資源を利用したエネルギーについて学びたいと考えています。そのきっかけは高校２年の時に参加したアフリカにおける農村事業プロジェクトです。プログラムのひとつとして、自分たちでインタビューをしながら、現地の人たちが抱えている問題を調査しました。例えば高温となる地域であるにもかかわらず、保管に適した設備がないため、収穫した農作物が傷んでしまって売り物にならなかったり、また労働に見合う報酬が得られなかったり。そういった日本にいては気づけないたくさんの課題を知るうちに「発展途上国の人たちのために働きたい」という思いがどんどんと強くなっていきました。今の目標は、神戸大学の海洋政策科学部で、洋上風力発電について学ぶこと。次世代のエネルギー開発に携わり、先進国以外の人も含めて、誰もが暮らしやすい世界をつくるために努力したいと思っています。その夢を実現するためには、これからも勉強を頑張らなければいけません。今の努力がきっと未来につながると信じて、残りの高校生活も悔いなく過ごしていきたいですね。
先進国以外の人も含めて、
誰もが暮らしやすい世界の
実現のために努力したい。
