直感を大切にする
自分のある側面を切り取った価値観を探究してきました。人へのインタビューや、自分の写真作品に対する人からのフィードバックなどからその価値観の「多面性」や、振り返りから得た自分の価値観の「独自性」などが見えてきました。だからこそ、もう一度「直感」に立ち返り、意味づけをすることにしました。その方法として、直感でペタペタ貼ることができる「コラージュ」で表現しました!
言語化する
散りばめられた「感覚」を「ストーリー」にすることで1つの作品にします。言語化できないことや、しない方がいいものもあると思いますが、意識化するプロセスで気づくこともあるので、これも積み重ねたいなと思います。それにしても、今回も素晴らしい振り返りがありました!高校生恐るべし!
Students’ Reflections
この授業で自分の好きなものだけを集めると、自分の中身をそのまま白い紙に表すことができるということに気づくことができました。今日、探究やった内容を5年後にしたら価値観も変わって新しい自分、新しい作品になっているんじゃないかと思います。
―キャンバスー
2つの意味があります。一つ目は、人間一人の人生です。自分で決めた色(たくさんの感情や選択肢)の中に今の生活があるということを表しています。2つ目は、世界です。人間は皆それぞれ違う色(個性)を持っています。そんなたくさんの色の中に今の社会があるということを表しています。全体を中心に集めた理由は、この2つの意味に共通したものです。これからの人生、そして世界に、私たちが色をつけていって、どんどん大きく美しいものにしていく未来を、あえて今は何もない余白として表現しました。
私の価値観である達成感は、人生が終わるときに自分が歩んできた道の色を感じることで得られるのではないかと思います。
―おかしな家―
独創性とは社会の常識に囚われない考え方であると私は思うが、出る杭は打たれるというように、あまりに常識の範囲外を行くものや理解できないものは馬鹿にされたり罵られてしまうのである。つまり現代で求められる独創性とは常識の範囲内におさまっているように感じ、かつ常人の思いつかない考え方をすることが独創性の頂点であるのだ。この作品は協調性もあり統一されているように見えるようにした現代の独創性を風刺した作品である。