ことばの記憶
表現コミュニケーションコース2年生の取り組みで、これまで養った「身体感覚」を少しづつ言語に落とし込んでいく「表現(言語)探究」。みんなと先生がリレーでつないだ短歌の中からお気に入りを選び、レイアウトする。まずは、その言葉を自分の記憶を辿り想像したことを「フォント」や「色」、「大きさ」や「配置」で表現するワークショップを経て、いざ実作!
みんなと先生がリレーでつないだ短歌はコチラ
レイアウト
お気に入りの短歌をどこでどのように詠む?演習室に仕掛けられた空間からインスピレーションを得て、自由にレイアウトしてみました。文字への工夫。紙の質感まで感覚を研ぎ澄ます。空間を利用する。今日は展示会に来てるんだっけ?そう思うくらい、みんなで創った作品と空気が空間を支配していました。面白かったな。
↓ループ再生してみてください!音もいいですよ。
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Students’ Reflections
- 作品の一覧を読んでいる時に、普段自分が使わない言葉や言葉の組み合わせを見て、言葉から連想するイメージが作者とは全く違うと感じました。
- 短歌を選んだ時に、自分の幼少期を思い出しました。一つの思い出だけでなくそこからいろんな景色などを思い出して、面白いなと思ったし、一瞬だなと思って儚いなと思いました。
- 僕らが見ようとしないと見れない、いつも普通に無視しているという意味で高い場所にしました。
- カメラを通して見ることで本当の主張がテレビとかにフィルターになっているのを見せたかった。
- ただの紙なのに、ぐちゃぐちゃにしたり文字を変えたりすることで、怒りや落ち着きなどのさまざまな感情を感じました。
- 私が選んだ短歌は自分の過去と重ね合わせて考えたから結構リアルな気持ちを乗せられた。作品を作る時も、ぱっと見のイメージと深く考えた時の色のイメージを合わせて考えると、色、文字の置き方ひとつひとつに重要度が増すな感じた。
- 短歌を読んで感じたことを視覚化したときに、なかなか簡単には制作できなかったり、自分の思っているのとは違う作品になりそうになったりしたので、自分の思考の中にあるものは複雑に入り組んでいると考えて、単純にできないということを感じた。
- 短歌という文字だけでは分からない感情などが、今日みたいに自分なりにレイアウトをすることでだいぶわかりやすくなるんだなと実感した。