いまプロジェクト
中1-高2まで872人が「いま」感じていることをつないでいくプロジェクト、「いまプロ」。全学年、全クラスを均等かつランダムに配置した新しいクラスを作成し、オンライン、オフラインでつながっていきます。中1がいま感じていることを「コラージュちぎり絵」作品で表現し、それを「新しいクラス」のGoogleクラスルームに投稿。次に授業のある人たちがその作品を観て感じたことをテーマとして「チェキ」作品で表現する。それを観て「コラージュちぎり絵」、と実に26回もつながるプロジェクトなのです!
本当につながってるの?
高校生は自分の中学生時代を思い返したり、中学生は高校生の生活を想像してみたり、単純に作品を鑑賞して自分と対話してみたり。思いを馳せる、自分や他者に意識を向けて考える、作品を大事に扱う、私とあなたはどのように「つながっている」のか、作業しながら少ながらず気づきがあればいいな。最終成果物の完成までまだまだ続きます!!!
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Students’ Reflections
- 遠くと近く、空と室内、学校と家、思い出の場所や物、曖昧さ。
- 狭い地上から見た広大な空の広がりを感じた。
- 描かれている木が空に向かって伸びていっている。そして、その木はいろんな種類の果実がなっている。私は木というものを人と見立てて、果実はその人が持っている性格や趣味などといった性質ととらえました。
- 黒色は自分の気持ちがあいまいで、なにもかもがどうでもよくなっている心の状態をあらわしていて、クローバーは気持ちが晴れているけど、多すぎて心のどこかで困っている状態を表している。
- 2つの作品両方に邪魔な媒体があるから残念な気持ちがあるのかなと思った。両方とも上を向いている写真で向上心があるのかなと思った。
- コロナ禍において蝕まれる幸せ、生活。それに影響されない根本にある自分:
ピンクは青に蝕まれる一方でオレンジや黄色の部分は青を受け付けない。そのオレンジを出しているのは中央の鶴。→鶴は根本的な自分。ピンクは一次的な幸せ。青は、新聞から発されている。→世界の雰囲気は暗い=雨。青は不安や悪影響。一見不穏に見える青とピンクの様子だが、少し美しくも思える。→人間が葛藤しているときの美しさを表す。青とピンクがポリゴン状となり混じっている。→不安が幸せを奪っていくのは日常茶飯事。この鶴のように、確固たる自信が欲しいという願望。 - 人生の儚さ:
人生は時と共にあるということを伝えたい。 - 輝く可能性:
今というモノクロの世界から、色鮮やかな未来へと手を伸ばしているような、希望が見える作品にしたかった。新聞で取り上げられていた、新型コロナウイルスとその影響の記事を元に手を型取り、現在の暗さ、それを乗り越えて目指す先は温かな色合いの千代紙を散らばせて、未来への希望を表現した。 - 広い空への羨望:
夕暮れ時の風情を感じる、鮮やかで澄み通った空の、橙色のグラデーションと柔らかく横たわる雲で、空の美しさと遥かなる広がりを表現した。 - 見る:
作品を見た人への視線誘導を意識した。囲われた階段では、中を覗き見る。空があれば、見上げる。一枚の写真から、誰もが行いそうな動きをイメージした。 - 私が思う地球:
地球を自分たちの視点から創造するのではなく宇宙から見た小さな地球を表現してみました。周りにある黄色い紙は宇宙ゴミ又は星を表しています。この作品を作りながら地球を囲む多くのものがこのように自分たちの目にも見えたらいいのになあと思いました。 - 情報社会:
今自分が感じているぼんやりとした不安って何だろう?と考えながら、きれいな色紙より新聞紙をあさりながら考えました。