先駆けて
自分たちの価値観をさまざまな手法で表現する「ヴンダーカンマー・プロジェクト」。今回はアウトプット先行型です。コラージュを作るプロセスで自分らしさや大切にしているものなど「価値観」を探っていきます。前段階として表現手法をワークショップ形式で行いました。「色」「フォント」「見せない」ワークショップ。色で想起するものやイメージは人それぞれ、フォントが与える影響、あえて見せないことで鑑賞者が穴埋めをする。アウトプットの手法だけでなく、コラージュの素材となる切り抜きを直感でチョキチョキ、する前に感度を高める効果もあったかもしれません!
とりあえず切る、そしてレイアウトする
[Step1]まずは切る。切り方もいろいろ。直感に頼りながら素材になりそうなものを、いろんな切り方で切っていきました。[Step2]レイアウトする。何をどこに配置するのか?余白は残す?画用紙は縦?横?何度も何度も配置しながら自分らしさを見つけているようでした。[Step3]貼る。決断のときです。作品としてできあがったものを自分でじっくり鑑賞し、自分から気づきを得る。リフレクションの時間です。
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Students’ Reflections
- 少し迷ってから切り取ったものは結局あまり使うことが無くて、見つけた瞬間に切り取ろうと思った物が多かったです。
- 詰め込みすぎて意味不明なので自分の価値観を全く感じない。でも、それが自分かも、と思った。
- 私らしい雑さが出ててなんかいいなと思いました。共通点がないものを次々に貼っているところとか。
- すごく気持ちがいい。自分が好きなものやいいなと思うものがあって気持ちがいいです。
- 人がいる素材を多く使っていると思いました。自分は何もない虚無的な空間が寂しいと感じるのでその心の現れかなと思いました。
- 自分の好きなものは意識しないうちに偏っていて驚きました。
- 自分の美的センスってなんだろうなと思いました。
- 自分が大切にしていると感じたことは直感。深く考えても結局は直感で選んだものと変わらないことが多いから。
- 注目を浴びるものもそうだけど、端のほうで存在しているものにも価値を感じた。端のものどうし集めるとそれだけで大きな意味をもつものができた。
- 僕は慎重に物事を行う人だと思った。
- 一回始めたことは途中であきらめずに自分の納得のいくまで追求し続けることが分かった。
- 人の写真をたくさん使ったけど、どんな価値観なのかはわからなかった。車が貼ってあるのは、自分の価値観とかじゃなく、せっかく切ったから無駄にしたくなかっただけだったと思う。
- ゆったりとしたものやきれいなものが好き。人のもたくさん見ていろんなアイデアを吸収してもっといい作品を作ることということ。時間がある限り、いい作品を作ろうと心がけること。
- 自分は慎重なタイプだと思っていたのですが直観と自分が好きかどうかで判断していて自分の知らない自分を知れて面白かったです。
- 自分の作品にも書いてある。まいっかと何でも許せるような価値観はずっと持ち続けていたいし、ほかの人の作品を見たときに素直に面白いと思えた感性は大事にしておきたい。
Q自分のコラージュ作品を眺めて、感じたり、気づいたりしたことは?
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Students’ Reflections