新しく古い自分
記憶で過去を辿ることによって「新しく古い自分」探しの旅に出るプロジェクトが、ついに完結。記憶について考え、表現し、感じ、共有する。過去を探究してきた中学2年生。今回のプロジェクトで思い返した「記憶」だけで、新しい自分を表現します。
仮面と名前で
体に染み込んだ記憶、それを一つ一つ顔のパーツで表現します。顔ができたら、最後に命を吹き込み、名前を付与。「新しく古い自分」の完成です。
素材は段ボールとガムテープのみ。接着にはグルーガンを使いました。まずは骨格を作り、好きな顔のパーツを付け足していく。これまでを振り返って作った仮面リストをもとに。自分をデータ化する回で使った「記憶108」から選び、自分なりに色や形に表面化したリスト。でもどんな容姿になるか、全然分からない。とりあえずやってみる。そんな時間が何週間も続きました。
毎週変わるこの光景。まもなく！！！
仮面祭り?!
終わりを決めた瞬間に作品になる。いつまでも没頭できそうな時間でしたが、締め切りがあります。そこで終わりだと決めた瞬間、終わりを意識した瞬間、一気に作業にも変化が現れだしました。そして早い速い笑。新しく古い自分とご対面。思い思いに名前を付けて、いざ装着！！！「違う自分になったみたい」みんなで校舎を練り歩いてみましたよ。何を発見したのかな。いつも通り、リフレクションでしめくくり。おつかれさまでした。この後の作品、リフレクション紹介も見てください！！！
準備OK。
おう。
さあ行こうか。
大行列
階段も
イエイ
作品たち
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Students’ Reflections
- 最初はあまり何をしたらいいか分からなくて、どこから手をつけるか迷っていたけれど、最初の一歩を踏み出した時に視野が広がって色々な想像が膨らみました。これより、僕は最初の一歩を踏み出すことが大切なんだなと気づかされました。
- 最初の設計図とは、全く違う方向に進んでいるけれど、悪い方向ではないのでよかったかなと思う。みんなのお面をみていると同じような材料でもみんな作っているものが全然違うくて面白いなと思った。
- パーツを１つ重ねただけでもだいぶ変わってくることに気付いた。
- なんかこんなんでも過去と結びついてるんですよ。
- 作ったお面を新しい自分と考えたり、自分の根底にある気持ち(？)なのかなと考えたりしました。
- 自分の思い出とはかけ離れ新しい自分の心の顔を作ろうとしている自分に気づきました。
- 思い出すのは簡単にできるけどそれを再現するのは難しく細かいところもうまくできない。
- 友達にもらったアイデアでもっと良くなったからいいなと思いました。鼻の付け方とかも、変わったし、自分が決めていた元のものとどんどん変わっていって、自分だけでは今のお面ができなかったなと思った。
- 友達とやると、自分が思っていたお面の感じとは異なった新しいお面が生み出せたので良かったです｡自分が考えた、お面のパーツの作り方以外に他の人の作り方を知れて成長できた気がしました｡
- 今回の作業をしていて感じたことは、はるかに前よりお面に施したいと思ったことが増えました。恐らくなのですが、お面が完成に近づいて形もできてきたのでそれのおかげで施したいことが増えたのではないかと僕は思いました。
- お面をつけていると違う視点で友達を見ている感じがする。
- 作ってきたものに色付けをするのは、お面に命を吹き込んでいる感じがしたので、面白かったです。
