Project「Live」
「五感」をテーマに授業を進めている中学1年生。2学期は「聴覚」に焦点を当て、自分の音楽を制作するプロジェクトをAbletonとコラボで開催!身近な音を捉え直し、素直に感じることを表現しながら、それらの音をAbletonのDAWであるLiveを通じて音楽に、そして楽曲制作用インストゥルメントPushで演奏を。今回は演奏会の様子を中心にレポートします!
↓↓↓今回のプロジェクトに関わっていただいた人たち、そして第1回目の授業の紹介はこちらで↓↓↓
O-DRIVE記事【中1#5】xAbleton[Project“Live”①]
2ヶ月に及ぶプロジェクト
10月にスタートし、なんと12月の演奏発表まで2ヶ月をかけたプロジェクトとなりました。授業では「聴覚から自分を知る」ための体験として、聴覚だけに集中する環境を作り身近な音を聴き直したり、今の感情から流れてくる音を表現したりと試行錯誤。そして、音を組み合わせて音楽にしてみる。この音楽にしてみるプロセス、そして演奏発表でAbletonの力を借りたわけです。講師はもちろん認定トレーナーの岡村綾子さん!!!
事前の先生に対するトレーニング、第1回目の授業実施、生徒用Liveプログラム作成、途中経過のサポート、演奏発表。認定トレーナーの綾子さん、Abletonのみなさんに、学校に足を運んでもらったのは2回ですが、2ヶ月以上に渡って伴走していただきました。興味がある方はぜひ連絡ください!
Abletonが学校に提供する教材「Ableton for the Classroom」はこちら!
演奏発表会
いよいよ発表会の日を迎えたわけですが、1日目はこれまで作った音楽をブラッシュアップする日。プロのアドバイスを得ながら、これまで探究してきた音と音楽を自分たちの表現したい作品により近づけるための時間です。また、1学期に取り組んだ視覚の要素も取り入れ、演奏する音楽の背景に合った映像も制作することにしました。これはお手のもの。役割分担もスムーズに行い、最終調整に入ります。
発表は、コンセプトや何を表現しようとしたのかなど説明する人、Pushで演奏する人、映像を流し画面の切り替え操作をする人、と役割分担。場はチームの色に染まり、特別な空間を創造する中学1年生の姿に未来の希望を感じたのは、私だけではなかったはずです。
まだ始まったばかり
今回の取り組みは、子どもたちの創造性を解放し続けることは教育の重要な役割ではないかと考え、探究の授業として実践するプログラムの1つです。Creative Confidence。「学校を最も創造的な場へ」の実現に向けて、続く。。。!
読売新聞オンライン記事はこちらから!「【特集】デジタル音楽の作曲で「五感」を磨く探究授業…追手門学院」
GIZMODO(ギズモード)の記事はこちら!「すごいぜ、中学生。「Ableton Live」での音楽制作を通して”自分を知る”授業とは?」
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Students’ Reflections
- 音楽で気分や情景が想像できるのだと感じた。
- 音楽は人の気持ちを表現できる。
- 音楽を聴くと集中できるとわかった。
- 発表はあっという間に終わってしまいましたが、前から見ていると、みんなが楽しんで見ているのが見えてとても嬉しかったです。
- 十人十色とはまさにこのようなことなんだなぁ…と思いました。
- がんばって発表してみるととても清々しい気持ちになった。
- 音楽で人を変えられる。
- 音はただ日常生活で聴こえるものだけど、音楽はその『音』を加工して誰もが(人々が)楽しめるように、活気をつけるために創りあげるもの。
- 音は、自然、音楽は、人間。
- 音が点で音楽が線。
- 表現がしっかりしていて、かなり独特な雰囲気をそのまま活かしていたのですごいと思った。
- 曲の強弱からすごく本気を感じる曲だなーと思った。
- まるで宇宙にいるかのような感覚になった。
- 低い感じの音と、炒める音が重なっているのがカッコよかった。
- いろいろな関係のない音でも曲にすると心地いいものになるのだなと思った。
- 異世界にとばされた気分だった。
- 今の世界の問題をあらわしているんだと思った。
Q今回の授業で感じたことや、気づいたことは?
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Students’ Reflections