アウトプット先行型
高校1年生価値観プロジェクトの中で、唯一アウトプット先行型の授業である「コラージュ」回の紹介です!まさにとりあえずやってみる先行型。これは、切ったり並べたり貼ったりしながら作る中で、自分の価値観がにじみ出てくる。それを振り返って自分のクセに意識的になるプロジェクトです!
作品の多様性が魅力
まずは「切る」。新聞紙や雑誌を片っ端から開き、目に止まったものを切りまくる。焦点の当たるものが人によって違うことはもちろんですが、切り方にも個性が出て面白いです。次のステップが「レイアウト」。何をどこにどのように配置するのがしっくりくるのか、好きなのか。何度も何度も配置変えし、レイアウトを決定させます。最後に「貼る」。もうこれで完成!!!作品たちをご覧ください。
キャプションとフィードバック
作品が完成したら、タイトルと説明のキャプションを作成します。とりあえず切ってレイアウトしてみた後が肝心で、自分はなぜこのこの作品を作ったのか、人に説明できるように意味づけをします。その作業自体がリフレクションにも。キャプション付きで鑑賞会を行い、フィードバックをあげたり、もらったりしながらさらに新たな気づきがあった模様。定着したこのプロジェクトですが、やっぱり面白かったです。
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Students’ Reflections
- 私って、ものが好きなんだなぁ~って思いました。数字にも惹かれるのかなぁ?と自分に疑問を持ちました。人によって、切っているもの、形が様々で面白いなぁって思いました。なんか見てる感じ、数字を切っている人が多い気がする。
- 色んな素材を見れば見るほどなんでも使えそうに思えてきて、切るのか切らないのかを決めるのが大変だった。使えそうなものを見つけても、周りに余白を残して切るのか、なにか形を決めて切るのかなど、どんなふうに切るのか考えるのも大変だったし、楽しかった。
- 目に入ったときの感覚で選んでいたので、自分が新聞や雑誌を色で見ているのかなと思いました。見出しやタイトルに目がいきがちだとも思いました。
- 特に考えたりしたことはなかった。自分がそこに貼りたいと思ったから貼った。自分の直感に素直に従って作品が完成した。
- 貼る場所や角度を少し変えるだけで印象がとても変わるのに気づいた。使おうと思って切っていたけど制作していると使わないほうがしっくりくるものもいくつかあった。
- ほとんどが自分の好きな部分なので、できる限り切り取ったものを使おうとしてました。それでも、作っていた世界観に合わないものは、泣く泣く捨てました。後、一つだけ、切り取っていた部分の裏を使いました。なんか違うんだよな。と思って裏を見たら、すごく興味が惹かれるもので。そういう、思わぬ気づきみたいなものもあるんだな。と思いました。
- 最初は作品の形すら見えなかったのに、一つピンときたらここまで自分の理想の作品に近づいていくんだなと思い、ちょっと感動しました!だから人間は一つでも納得したらあらゆるものを使って組み合わせることができる生き物なんだなと思いました!
- もっと色合いとかを考えて素材を選べばよかったなと思った。好きなように作ったのに、自分が思っていたのとは全然違うものができたので、私も知らない私の好みがあるのかなと思った。
- 危険に追われている高校生を表しているのに、高校生が悪いことをして逆に追われているようにも見えた。作った自分でさえ、いろんな見方があるから、他の人はもっといろんな見方をするのだろうと感じた。
- 自分は一瞬でもこれが好きって思ったものは大切にできるのかなと思った。
- 自分は不器用だし色々部屋とかも汚いけど、綺麗にはしようとしていた。写真を真っ直ぐに貼っていた。犬や自然を大切にしている。
- ものを欲しているのか、大事にしていきたいのか、何を考えてものばかりの作品にしたのかわからないものが出来上がった。私って、不思議だなぁって思いました。人によって、つくる形とかいっぱいだったから面白いなって思いました。
- 綺麗なもの。でも、人の顔とかではなくて、それ一つがあろうがなかろうが、その人の価値が決められない?部分が好きなんじゃないかなぁ、と思いました。後は、自分の好きなものだけでなく、全体的な世界観の完成度的な部分も大切にしてるんじゃないか、と思いました。世界観を害するものは省いたので、そうなのかな、と。
- 余白があることを不安に感じてしまう。素材を重ね合わしていたので繋がっている感じが好きだということ。明るい面とマイナスな面のどちらも持っていると感じるものが好き。
Qコラージュの素材を「切っているとき」「レイアウトしているとき」を思い返して、気づいたり考えたりすることは何ですか?できるだけ具体的に書いてください。
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Students’ Reflections