高校1年生のプロジェクト紹介です。高校1年生は「価値観」をテーマにプロジェクトを行っております。とりあえずやってみて、振り返る。それらを繰り返すことで自分の価値観や自分のoriginalな部分に気づいてほしいと思っています。今回はその中のピクトグラムprojectを紹介していきます!
好き・大切108
まずは自分が好きや大切だと感じるものを108個集めるところからスタートします。108個も書くことは大変なように感じますが、生徒たちは身の回りや自分自身に目を向け、苦戦しながらも書ききってくれていました!
その後ペアで自分が書いた項目をテーマに対話を行います。対話を通して自分が記入した項目の解像度がより高まり、どんどんoriginalに近づいていきます。好きなことを話している時の生徒の表情はとても素晴らしいものでした!
単純化する、それすなわち核心が残る?
好き・大切108から1つ項目を選んで、それをピクトグラムで表現していきます。ピクトグラムで重要なのは単純化することです。本当に伝えたいことや表現したいこと以外をどんどん削ぎ落としていきます。複雑なテーマを単純化することは、すなわち自分の好きや大切の核心が残るはず。またどのような瞬間を切り取るのか、どのような視点で見せるのか。そういった細かい部分にもこだわりながら制作してくれました!
最後はクラスの枠を超えての作品鑑賞会。他者の作品に触れることやフィードバックをもらうことでも数多くの気づきがあったようです。
-
Students’ Reflections
- 自分の好きなものは一番最初に出てきたのが友達と何気なく話してる時だった。いつも自分は友達のおかげで楽しく学校に来られているし、友達に感謝してすごさないとと作っていく中で気付かされた気がした。自分の中で気付いてないところも表現していく中で気づくことができている気がして自分を知れた気がした。
- 自分が好きなことをピクトグラムにするとき、その中で一番好きな瞬間を切り取っているなと感じました。自分はジェットコースターを乗るのが好きなんですが、その中でも一番落ちる瞬間が好きです。ピクトグラムを振り返ると意識してなくてもそこを切り取っていました。
- 自分ってやっぱり人と一緒に何かするのが好きなのかも知れない。おんぶについて作ってたけれど、もしかしたら最近やったから思い出したのかも知れない。自分は何かにすぐ影響されやすい性格だとわかった。短所にもなるし長所にもなるから「影響されやすい」を長所に変えていきたい。
- 自分がほんとに好きなものとは一体なんなんだろうと考えた。案外自分の好きなものは何かわかりずらかった。
- 色を使ってはいけないと言われて色々なものを削除して行った結果、話すことが残ったので、自分はいつ・どんなところにいたとしても話すことが好きなのかもと思った。無意識に内側の片方の手を曲げていたので、何かの話題を相手に伝えてジェスチャーしている様子を伝えたかったんだなと思った。私自身、話すときに手が動いてしまうので私の中で話すことと手を動かすことはセットなんだなと思った。
- 私は映画のエンドロールを作りました。その中で映画の画面だけを見せると、わからないと言われ椅子とお客もつけました。自分は何かがわかっているから納得できるけど、何も知らない人が見ると情報が少なく、何かわからなくなるんだなと感じました。でも映画を見てると、全体を見た回答もあって、ちょうどいい情報は難しいなと思った。
- 自分の好きなものをピクトグラムに表す作業が難しいと感じていたけど慣れてくるととても楽しくなってきた。自分は紙の上に絵を描くよりもパソコンに打ち込む作業の方がすきなんだと気づけた。新たに自分の好きなことについて知れてよかった。