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受験のシステムに疑問あり。
自分の興味を信じて進路を選ぶ!
僕が追手門に入学して感じたのは、生徒や先生たちの人柄の良さです。そのおかげもあってか、僕自身、中学生の頃から明るい性格ではありましたが、高校生になってからはより楽しく毎日を過ごすことができています。今年は受験生ですが、それでも友達と話すために学校に来ていると言っても過言ではありません(笑)。そんな僕ですが、実はガラスのハートの持ち主でもあります。誰かの何気ないひと言や、他の人に向けられた悪口などに、過敏に反応してしまうことも少なくありません。ただ仮に凹んだとしても、友達とのおしゃべりに元気をもらっている気がします。僕がこの学校を選んだのは、偏差値的に自分に合っていたことと、「新校舎が完成するから」というだけで、特に大きな理由はありませんでした。でも今では追手門でよかったと心の底から思えますね。
中学では進学する高校を選び、高校では大学や学部を選ぶわけですが、僕はそのシステムに疑問があるし、納得がいかない部分があります。というのも先生や両親は「将来を考えて選ぶべき」とか「大学には行った方がいい」といったアドバイスをしてくれますよね? もちろん僕たちのことを思って言ってくれていることは分かりますが、まだたった18年間しか生きていないのに、将来を決定づける選択ができるとは思えません。僕にはなりたい職業があるわけでもないし、自分にどういった業界が合っているのかも分からない。本当に素直な気持ちを言うなら、僕が進むべき大学を誰かに選んでほしいとすら思っています。だから僕は就職や遠い未来のことは考えずに、今の自分が興味のある進路を選ぶ予定です。具体的には、たとえ寿命が500歳まであったとしてもすべてを知ることは不可能なくらい、世界は広いし、さまざまな文化があります。それらに可能な限り触れてみたい。それが今の僕の思いです。そのためにもたくさんの外国語を学べる大学・学部に進みたいですね。
18年しか生きていないのに
将来を決定づける選択が
できるとは思えない。
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想像もできない文化や生活を求めて、
移住を計画中。
僕は勉強がさほど好きなわけではないですが、探究の授業は違います。中学校までは「学校=知識を“詰め込む”場所」と感じていました。それに国語や数学などで学ぶ内容も「この知識、どこで使うの?」と思うようなものがほとんどです。しかし追手門では探究の時間があることで、知識を“使う”場所として考えられるようになりました。なぜなら自分が思い描いたモノやコトを、実現したり表現したりするためには、自分の持っている知識をフル活用しなければいけません。またグループワークも盛んなので、当然コミュニケーションの機会も多くあります。他者の発言を理解するためにも、自分の意見を正しく伝えるためにも、ある程度の知識は欠かせません。特におしゃべりが好きな僕にとって、それは絶対に必要不可欠なもの。だって誰かがボケたとしても、知識が足りないせいで理解できなかったら、ツッコむこともできずにスルーしちゃいますからね(笑)
僕には人生の中で達成したい夢があります。それはアイスランドに移住をすることです。あまりメジャーな国ではないですよね。面積は北海道と四国を合わせたくらいあるのに、人口は約35万人と大阪の吹田市より少なく、50mを超える高さの建物もほとんどありません。公用語はアイスランド語ですが、国民の多くが幼い頃から英語とデンマーク語を習っているので、ほとんどの人がトリリンガル。また北欧の国全般に言えることですが、世界の幸福度ランキングで常に上位にいます。要するに日本では想像もできない文化や生活がアイスランドにはあるのではないか。そう感じて仕方がありません。だからいつかは移住してみたいと思うし、それができなくても数ヶ月は滞在するつもりでいます。もしもその環境で現地の言葉を身につけられたら、日本語を含めて一気に4ヶ国語の話者ですよ。それ、すごくかっこいいじゃないですか!