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友達と一緒に学ぶ楽しさに
気づくことができた1年間。
追手門に入学したことで、僕自身に大きな変化が訪れます。そのきっかけになったのは「分からないことは周りの人に聞け。全力でサポートしてくれるから!」という担任の先生の言葉です。それまで解けない問題や、理解できない内容があった時は、先生に聞くばかりで、一緒に学んでいる生徒に質問をするという発想自体がありませんでした。だけど実際に友達に尋ねてみると、誰もが丁寧に教えてくれるし、自分の理解も早いように感じます。もし先生のあのひと言がなければ、僕の学習態度はきっと中学生の頃のまま。今では積極的に自分から周りに声をかけるまでに変わることができました。クラスメートもみんな優しくて、入学前に想像していた以上に楽しい高校生活となっていますね。
僕はボーっとして過ごすのがすごく苦手。だから家での時間の多くを趣味に充てています。その1つが絵を描くこと。小さな頃にドラゴンボールの模写をしたことをきっかけに、どんどんと好きになっていきました。最近は手描きだけではなく、タブレットを使ったデジタルによる表現にも挑戦中で、ゲームやアニメーションの背景画をよく描いています。もう1つの趣味は読書です。ファンタジーから社会ドラマまで、特にジャンルにこだわりはありません。僕は感情移入するのが得意なので、それぞれの登場人物の立場で考えながら物語を読み進めていますよ。
友達に尋ねてみると、
丁寧に教えてくれるし、
自分の理解も早いように感じる。
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習慣から独自のスキルを獲得!?
作品づくりで自分の強みも発見。
僕には登校中に行っているルーティーンがあります。それは通学路ですれ違う人を見ながら「おはようございます。その帽子、似合っていますね!」といった感じで、心の中で挨拶とひと言コメントを送ること。声は出さないのですが、その効果はすごくて、仮に気分の乗らない朝でも、学校に着く頃にはハイテンションになっています(笑)。また日常生活の中で見えるものや聞こえることから、いろいろと連想して考えを巡らせる習慣も身につきました。例えば「左ハンドルの車→外国車→乗っている人はお金持ち→どんな仕事をしているのかな」みたいにイメージを広げていきます。無意識にこれをやるようになってからは、下校途中や街を歩いているだけの時でも「暇だ」と感じることがありません。時間を無駄にせず、常に頭を働かすために自分なりに編み出した方法ですね。
僕にとって探究の授業はとても楽しい時間。さまざまな活動を通して、クラスメートの意見を聞くことができるし、自分の考え方を主張する機会も圧倒的に増えています。また自分がこれまでにインプットしてきたことを発揮できるプロジェクトもたくさんあって、それらを通して「作品をつくるときのアイデアや発想をたくさんうみ出せる」という自分の強みにも気づけました。まだ具体的な将来の夢はないのですが、そういった自分が持っているスキルを活かせるクリエイティブ業界を選択肢のひとつとして考えています。特にゲームや映像などの制作に携われるといいですね!