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1日たった3分。
振り返ることで頭を整理する。
私は小学1年生の時からダンスを習っています。親の仕事の影響で転勤が多かったので、同じ場所でつづけることはできませんでした。でも引っ越しの度に自分にあったダンスサークルを探して参加しています。今所属しているチームで教えてもらっているのは『テーマパークジャズ』というジャンル。これはUSJで見られるパレードのような踊りです。今まで経験してこなかった振り付けなので戸惑うこともありますが、自分を表現するのが好きなのでとても楽しめていますね。病気や怪我などのアクシデントもあった中で、それでもやめずに頑張ってきたダンスは自信を持てることのひとつ。ずっと続けていきたいと思っています。
探究の授業では自分自身のパーソナルな要素を108個書き出して、価値観を深堀りするプロジェクトをやりました。そこで私が心がけていたのは、直感的な思いつきを言語化するということ。長い時間をかけて1日でアイデアを出しきるのではなく、数日間に分けてパッと頭に浮かんだものを集めることで完成させました。それによって、他の生徒と比べてもより具体的に書き出せた気がしています。また最近は日常生活の中にも、探究で学んだリフレクションを取り入れるようになりました。1日の終わりに、その日に感じたことや学んだことを振り返えるだけで、びっくりするくらい頭の中が整理されます。かかる時間は1日たった3分ほど。とても気軽にできることなので、これからも習慣にしていきたいですね。
日常生活の中にも、
探究で学んだ
リフレクションを。
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きっかけはどこにだって。
たくさんの「好き」が夢へとつながる。
中学2年生の時に友人から勧められたライトノベルがきっかけで、小説の面白さに気づきました。それまでは漫画ひと筋でしたが、今では小説ばかりを手にとっています。また読むだけではなく「書いてみたい」という思いにかられ、中学の文化祭では劇の台本づくりに挑戦しました。完成した時は大きな達成感を得られましたが、先生にほぼ書き換えられてしまい、結局は悔しい思い出として残っています。それでも「書きたい」という気持ちは消えません。今は物語に沿って殺人事件を解決していく『マーダーミステリー』というパーティーゲームのシナリオを執筆中です。まだ4割くらいの完成度ですが、最終的にはネットに公開して実際に楽しんでもらいたいですね。
私は将来どんな職業を目指すかを明確に決めていないのですが、それをネガティブに捉えているわけでもありません。まだ世の中にどういった仕事があるのかが分かっていないので、それで当然だと思っています。まずは時間をかけて調べて、ゆっくりと自分の人生を決めていきたいです。ただひとつ思っているのは、ずっと楽しんできた趣味が仕事につながるかもしれないということ。私はダンスに小説、マーダーミステリー、ゲーム、ボカロ……と幅広いジャンルで好きなものがあります。もしかしたら将来の夢のきっかけがこの中に隠されているかもしれません。だからこそこれからどれだけ勉強や部活が忙しくなったとしても、なにかに没頭できる時間を大切にしていきたいですね。