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人との関わりの中でうまれる、
理想的な学びの環境。
「クラスにはいろいろな生徒がたくさんいるのに、みんなが同じことをやっているのはもったいない」。中学生の時、先生が黒板に書いた文字をノートに写していくだけの授業の中で、私はそんな違和感を抱きます。もっとみんなで意見を交換した方が眠くもならないし、勉強にも身が入るはず。そんな風に感じていました。その後、進学先を選ぶ時期となり、通っていた塾の先生に「あなたに合う高校があるよ」と追手門の創造コースを紹介されたのがこの学校に来たきっかけです。入学してみると、クラスメートとグループで活動を進め、活発に意見を言い合えるだけでなく、ティーチャーステーションに行けば先生とも気軽に話ができます。これはまさに自分が求めていた通りの環境でした。私はコミュニケーションが学力はもちろん、人間的な力も育ててくれると思っています。だからこそ人との関わりを大切にして学校生活を送っていきたいですね。
私はまだ将来の夢が具体的には決まっていません。おじいちゃんが経営している会社でも働いてみたいし、子どもが好きだから小児科の医者になってみたい。とにかくやってみたいことはたくさんあります。また想像する未来は、仕事をする自分だけではありません。例えば今は小学生の弟との関係性。いつも一緒に遊んでいるくらい仲がいいので、これからもずっとそうありたいと思っています。もし弟がパートナーを連れてきたら、その子と仲良くなるのも夢です。さらにもっと先、私がおばあちゃんになった時、孫にかき氷やお菓子を出すのも叶えたいことのひとつ。なんでもあげちゃうおばあちゃんになりたいですね(笑)
コミュニケーションが
学力はもちろん、
人間的な力も育ててくれる。
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まだ知らない自分との
新しい出会いを求めて。
探究のプロジェクトの中で心に残っているのは、雑誌の中から気になったものを切り抜いて、1枚の紙に貼っていく『コラージュ』です。やってみると、自分が集めたものに共通点があることを発見しました。それはカタチに特徴があるものばかりだということ。私はモノを見る時に色や模様よりも、フォルムを重視しているようです。このように今まで意識をしてこなかった自分に出会えるので、探究の授業は面白いですね。また表現コミュニケーションの授業でも、私の新たないち面を知ることができました。それはクラスメートとペアになって、身体を押したり支えたりする活動の時。私は自分ひとりではなく誰かと協力するということに感動したのか、思わず泣いてしまったんです。この時の感情は、なかなか言葉では表現できないものなのですが、他の人と比べて感受性が豊かだと思うきっかけにはなりました。もちろんまだまだ知らない自分がたくさんいるのかもしれません。これからの探究と表コミの時間でそれらを知れると思うとテンションが上がりますね。
私は他の人と比べて自信を持っている長所があります。それはどんなことに対しても全力で取り組めること。勉強、部活、遊び……とジャンルは関係なく、弟と遊ぶ時も息を切らすくらい精一杯になれます。特に得意なのが、ラジオ体操。中学生の時から“拍”のタイミングまでを意識して身体を動かしてきたので、学校内の誰にも負けないと思っています。私が信じているのは、力を出し切れば、すべてのことが楽しくなるということ。例えば苦手な教科があるとしたら、その教科の問題が解けないから苦手だと感じるわけです。だったらできるようになるまで本気で取り組めば必ず楽しくなるはずですよね? そして私がいる創造コースの中には、頑張っている人を白い目で見るような雰囲気は絶対にありません。まずは自分から率先して全力を出して、周りの人にまで影響を与えるのが目標です!