Theme1
努力を惜しむことなく、
最後のインハイに主将として臨む。
僕は2歳の頃から水泳を習っていて、ずっとそれに打ち込んできました。そんな中で、小学6年生の時に、友人に誘われて行った体験教室で水球というスポーツに出会います。そこからは今に至るまで、水球にのめり込み、頑張ってきました。所属していたチームの先輩が追手門に進学し、水球で活躍している姿を見て、学業とスポーツの両方に力を注ぐことで、文武両道が実現できる環境があることに惹かれたのが、この学校への進学を決めた理由。入学してからは、部活のことだけで頭がいっぱいになりそうになるタイミングが多々ありましたが、大学でも水球を続けたいので、勉強もきちんとすると決めています。僕が在籍しているスポーツコースには、競技の種類はさまざまですが、同じ「日本一を目指す」という目標を持った仲間がいるのがいいところです。水球で壁にぶつかり、挫けそうな時でも、クラスメイトが努力している姿を見ることで「自分も負けられない」と思うことができますね。
水球というのは体が大きな方が有利なスポーツ。しかし僕は周りと比べると小柄なタイプです。ただスピードには自信があって、体での大きさで負ける選手に対しても、速さで勝てるように日々のトレーニングに力を入れています。6月から始まるのがインターハイの予選です。今年のチームは初心者が多いのですが、そんなことは試合の勝敗には関係がないこと。キャプテンとしてチームを引っ張っていけるよう、僕自身がもっと強くならないといけません。今年が高校最後のインターハイ。努力を惜しむことなく、突き進んでいくつもりです。そしてマイナースポーツである水球のことを、もっとたくさんの人に知ってほしいと願っています。この記事が公開されることで、そのきっかけになれれば嬉しいですね。
マイナースポーツである
水球のことを知ってもらう
きっかけになれれば嬉しい
Theme2
得意ではない勉強にも向き合いたい。
視野を広げて、将来を考えるために。
僕は自分のことを話すのがあまり得意ではなく、今まではできるだけそういう機会を避けて生きてきました。ただ苦手だからこそ、他の人が発言したことはしっかりと聞くようにして、その中で共感できる意見は、どんどんと自分に取り入れるようにしています。それは探究の授業においても、ずっと意識してきました。たくさんやったプロジェクトの中で特に印象深いのは、ゆるキャラの制作です。これは生活の中で身近にあるものと紐付けながら、ひとつのキャラクターをつくり出す取り組み。僕は絵が下手なこともあり、はじめは乗り気ではありませんでした。しかしやり始めてみると、頭の中で考えたものをカタチにしていく工程が楽しくて、いつのまにか没頭している自分に気づきます。そのように探究では、固定概念にとらわれずに表現することの面白さを知ることができて、また考察力やチームワークの育み方などまで身につけられるような気がしますね。
将来は水球で鍛えた体力を活かした職業につきたいと考えています。もちろん水球の選手になりたくないわけではないですし、大学でも続けるつもりです。ただ現実的には、僕よりも実力がある人はたくさんいて、これを仕事にするかと言われると、違う気がしています。いま気になっているのは海上保安官。海の上という厳しい自然環境の中で、日本を守るために働く姿に感銘を受けました。正直、勉強は得意ではありません。でも将来の幅を広げるために、そこから目を背けることなく、しっかりと向き合いたいですね。両親は僕が小さい頃から、「やりたいことが見つかったら、なんでもやりなさい」と言ってくれています。残された高校生活。部活はもちろん、今よりも視野を広げて、自分の将来についても考えていきたいですね。