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この学校だけの環境を活かして、
恐れず、守りに入らない。
僕が中学生の頃に抱いていた追手門に対する印象は「他と比べてオリジナリティがあり、面白そう」というもの。オープンスクールに行った後には、開放的な空間だからこそできる授業展開にさらに興味が湧きました。そして入学してから感じたのは「自由度が高い」ということです。例えば授業中に席を移動して学生同士で教え合ったり、教室を出てテラスで作業をしたりすることもあります。また廊下に併設されている『ティーチャーステーション』は、職員室とは違ってとても気軽に先生とコミュニケーションをとれるので、学生に人気な場所です。自由にのびのびと学習できる環境が整っているのは、この学校ならではの強みだと感じますね。
探究の授業で心がけていることは、自分をさらけ出すことです。以前、チームでひとつ作品をつくり、ファッションショーをするというプロジェクトがありました。同じチームのメンバーでも、好きなものや使いたい材料はまったく違うので、自分がやりたいことを伝えなければ絶対に後悔が残ります。いい作品をつくるために大切なのは、みんなで意見を出し合うこと。もちろん周りの反応が微妙だったり、受け入れられなかったらどうしようという不安を感じたりすることもあります。でもそれを恐れて守りに入ることはしたくはありません。結果的に、メンバーそれぞれの考え方や、たくさんの可能性が詰まった作品に仕上がったと感じています。
自分がやりたいことを
伝えなければ
絶対に後悔が残る。
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辛いこともポジティブに変換。
限界を超えることで、成長を目指す。
僕には座右の銘であり、今の自分を形づくっている言葉があります。それは1学年上のバスケ部キャプテンだった先輩が練習中に発した「限界を超えてからの1回」というもの。今よりも成長するために必要なのは、限界を迎えた後にさらにもう1回チャレンジすることです。だから普段のトレーニングにおいても常に「あと1本走れば」「あと30分練習をすれば」……と考えて、チャレンジしてきました。これは部活のバスケットだけでなく、勉強にも転用できます。自分の決めた時間・量を終えた後に「あと1分だけ」「あと1時間だけ」「あと1問だけ」……と、自分の限界を越えようと試みることで、これまでは見つけられなかった成長へとつながる課題に気づけるようになりました。部活でも勉強でも、自分が成長を目指すうえで、欠かせない言葉ですね。
僕は将来、海外で働きたいと考えています。いつからか海外で見られる自由で生き生きとしている文化に憧れを持つようになりました。働いてみたいのは、海外に拠点があるスポーツメーカーです。だから僕にとって英語は、どの教科よりも大切なもの。英語を使っていろんな国の人とコミュニケーションをとることで、考え方やものごとに対する視野が今より広がると思っています。今はあまりいい成績を残せていませんが、モチベーションは高く保てていますよ。高校卒業後は、国際学部への進学を希望していますが、どこも偏差値が高く、今の僕の成績ではかなり厳しい状況です。でも壁があるからこそ、越えられた時の達成感は大きくなるもの。つらい時でも、それをポジティブに捉えてチャレンジできるのが僕の長所です。だから将来を見据えて、ただひたすら前に進んでいきたいですね。