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授業の時間を大切に。
自分の努力で苦手を克服。
僕が追手門高校を選んだ理由はふたつあります。まずひとつ目は校舎がきれいだったから。そしてふたつ目は、探究活動やゲストを招いた講習会に力を入れていたり、留学支援に関わる手厚い制度があったりして、他の高校よりも自分の可能性を広げられるチャンスが多いと思ったからです。普段の学校生活において意識しているのは、友人だけでなく先生ともコミュニケーションをとるということ。やはりいろいろな人と関わりの中で、自分にはなかった価値観を見出せることが多くなると思います。そもそも中学までの僕は、あまり自分から行動するタイプではありませんでした。だからこそ今は、それぞれのパーソナルスペースは意識しながら、積極的に他者と対話をするように心がけています。
学習面で大切にしているのは、授業中にどれだけ理解を深められるかということです。僕は勉強が得意ではないので、復習をとても大切にしてきました。しかし授業という与えられた時間でしっかりと内容を把握しておかないと、復習にも時間がかかって、けっきょく効率が悪くなってしまいます。また、いま僕は理系コースにいますが、昔は理科が苦手でした。それが悔しくて、授業に取り組む意識を変えた結果、成績が伸びる経験をします。学ぶ姿勢を変えれば、理解度が深くなり、集中力も高まって、成績にもいい影響が出る。この経験を忘れず、今後に活かしていきたいですね。
学ぶ姿勢を変えれば、
理解度が深くなり、
成績にもいい影響がでる。
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他者との協力でよりよいものを。
将来は人を助ける仕事に!!
探究の授業で印象に残っているのは『トリーカ・プロジェクト』です。これはトリーカという主に女性用の下着を扱うメーカーの方に、自分たちで考えた事業プランを提案するという取り組み。僕のチームメンバーは違うクラスの人ばかりでした。あの時は、これまで関わったことのない人と力を合わせながら、ひとつのことをやり遂げる難しさをはじめて感じましたね。また同時に、個人のスキルももちろん大切ですが、複数の人の知恵を集めれば、よりよいものができるということにも気がつきました。探究の授業では、自分が一生懸命にカタチにしたものを、必ず誰かが評価してくれます。これは決して当たり前ではないと思っていて、だからこそとても嬉しいことだと感じますね。
僕の将来の夢は消防士になること。小さな頃から人を助ける仕事をしたいと考えて、ずっと憧れてきました。消防士になるためには、試験に合格し、消防学校に行く必要があります。それに向かって、まずは一般の大学に進学して、国家資格を取ることが目標です。大学では化学を専攻して学びたいと考えています。なぜなら消防士以外で興味があるのが、化学の先生だから。化学は勉強自体も楽しいし、学んだことが将来的にいろんなことに活かせます。僕はもともと苦手だった理科に対して、あきらめずに頑張ることで、成績を上げるという経験をしました。その努力があったから、いま化学を学ぶのが楽しいと感じています。こういう勉強の楽しさを生徒たちに伝えられる教師という職業もとても魅力的ですね。