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勉強に適した環境の中で、
目指すは文武両道。
僕は第一志望だった公立の高校に進学できず、「偏差値的に合う」という理由だけで追手門高校に来ました。学校の特徴などを知らないままに入学したので、はじめは驚きの連続。特に中学の頃と比べていちばん大きな違いは、授業の自由度が高いことです。これまでは先生の話を聞きながら、ノートをとっていくのが当たり前だと思っていました。だけどこの学校では、それだけではなく、自分の考え方や思っていることをさまざまな手段で他の人に伝えたり、ひとつの議題に対してクラス全体でディスカッションをしたりすることが多々あります。また先生と生徒の距離が近いのもの追手門のいいところ。職員室とは別にある『ティーチャーステーション』という、廊下に併設されたオープンな場所に先生たちがいるので、コミュニケーションがとりやすく、また勉強にも適した環境が整っていますね。
高校に入ってから難しいと感じるのは、文武両道を実践することです。僕は今年の春に受験が終わったタイミングで、勉強も部活にも気が抜けてしまいました。しかし高校に入ってから「このままではダメだ」と思い直し、今は両方に力を入れています。部活で所属しているのはサッカー部。小学生の頃からずっとやってきたサッカーですが、今がいちばんモチベーション高く取り組めているのは間違いありません。最近は、授業と部活の両方の質を高めるために、睡眠時間を増やすようにしています。そうすると勉強に関しては、テスト前に一気に詰め込むのではなく、普段の授業から集中して臨むことで結果にもつながることに気づきました。これからもこのペースで、両方を充実させていきたいですね。
テスト前に詰め込むのではなく、
普段の授業から集中して
臨むことで結果にもつながる。
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将来につながるスキルを探究で。
ポイントは“違う”ということ。
探究の授業でいくつかのプロジェクトを進める中で感じたことがあります。それは意見や考え方は人の数だけあるということ。例えば「今日一日の感想を述べてください」というお題に対しても、一日のすべてを対象として発表する人もいれば、ある一部分だけをピックアップして、そこに潜む課題点に目を向ける人もいます。これはつまり、同じことを言われても、表現の方法も、ものごとの捉え方も、人によってまったく違うということ。そしてその“違っていること”にフォーカスできるのが探究の醍醐味かもしれません。ただ正直に言って、どういった目的でこの授業を行うのか、まだ理解しきれていない部分もあります。それと同時に、一般の教科よりも将来的には役に立つスキルが身についているような気もする。僕にとってそんな位置づけの授業が探究です。
僕の夢は、いつか起業をして、自分の会社を持つこと。僕はどちらかというと裕福な家庭で育ちましたが、金銭的に甘やかされたことは一切ありません。それが故に、将来的には自分の力で成功したいと考えるようになりました。今はできるだけ視野を広げることで、可能性を大きくしたいので、あえて職種は決めていません。ただし国内だけでなく、世界的なマーケットでビジネスをしたいので、まずは大学への進学が第一ステップです。以前、家族でグアムに旅行に行った時、自分が思っていた以上に、現地の人と会話ができませんでした。その経験もあって、高校のうちから英語に力を入れると決めています。今の学力では、目指している大学に受かるのは難しいかもしれません。ただ持ち前の根性で、コツコツと勉強して、夢を実現させたいですね。