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日々の積み重ねで、個人も組織も成長を。
たくさんの笑顔を届けながら。
僕が追手門学院を選んだ理由はふたつあります。ひとつ目は追手門学院大学への内部進学が可能だということ。受験当時は、将来的な進路についてあまり明確にイメージすることができず、しかし漠然と大学進学は目指していたので、高校から先の道筋があることに惹かれました。ふたつ目は自宅から自転車で行けるということ。3年間、毎日通う場所なので、程よい距離にあるのは嬉しいポイントでした。入学して感じたのは、学校全体が非常に開放的な空間であるということです。教室と教室の間には『Canal(キャナル)』と呼ばれる学習スペースがあり、可動式の間仕切りを外すと教室と一体化して、大きなひとつの空間として利用することもできます。授業のスタイルに合わせて、環境を自由につくりだせるのはとても面白いですね。
僕が生活する上で大切にしているのは笑顔です。人の幸福度は笑顔の量で測れると思っているので、周りの人が笑顔になると、僕自身も嬉しくなります。微力ではありますが、僕の行動や発言で笑ってくれる人を少しでも増やしたいという思いから、わざと突拍子もないことを口にすることも少なくありません。さらにこの学校に通うことでコミュニケーション能力が身についたと思っています。おそらく他の学校と比べて、グループワークが多いのが追手門学院の大きな特徴のひとつです。とはいえ僕たち高校生にとって、複数人が集まり、その中でひとつの答えを導き出すというのは決して簡単なことではありません。しかし日常的にチームでの制作やディスカッションに取り組むことで、その難易度は少しずつ低くなっていきます。やはり個人においてもチームにおいても日々の積み重ねが大事だと感じましたね。
僕の行動や発言で
笑ってくれる人を
少しでも増やしたい。
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身につけたスキルを将来に活かす。
社会的な脅威から多くの人を守るために。
探究の授業では「自分をより深く知る」ということを意識してきました。そもそも人間というのは意外と自分のことを理解できていません。それに気づいたのは、動画制作プロジェクトの時でした。僕はミュージックビデオのような短編のストーリーをつくることになり、素材探しのために特に何も意識することなく、 自分のスマートフォンの中のカメラロールを見返していました。そしてその時にはじめて「自分は写真を撮るのが好き」ということを自覚します。日常の何気ない風景から友人たちの笑顔まで、その瞬間しか写せないものがあると分かり、そこからよりいっそう写真を撮るタイミングが増えていきました。
僕の将来の夢は、セキュリティエンジニアになること。もともとゲームが好きだったので、小さな頃からパソコンに触れる機会がたくさんありました。その後、中学の技術科の先生がプログラミングを教えてくれたのをきっかけに、エンジニアという職業に興味を持ちます。社会的な脅威にもなり得るサイバー攻撃を未然に防ぐことができる仕事に就き、多くの人に貢献するというのが今の目標です。その実現に向けて、高校卒業後は大阪工業大学の情報科学部で、システム関係の勉強をすることが決まりました。「エンジニア」と聞くと、ひとりで黙々と作業をするようなイメージもありますが、自分の考え方を他者に伝えたり、相手の真意を汲み取ったりする能力も必要だと思います。追手門学院で身につけたコミュニケーション能力を活かし、またそれにさらに磨きをかけていけるといいですね。