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新しい環境で、日々の授業の中で
本当の自分を探していく。
私は追手門中学校からの内部進学でこの高校に来ました。中学受験をすると決めたのは、小学校で仲が良かった友達と離れ、知らない人ばかりの環境に身を置くことで、自分がどんな風に生まれ変われるのかが知りたかったから。その中で分かったのは、常にまわりの状況をよく観察したり、後になってから「ちょっと話しすぎかな」と自分の発言を省みたり、さらにキャラクターをつくりながら他人と接したりしてしまうのが、変わることのない私の性格ではないかということ。とはいえ、本当の自分というのはまだ掴み切れていないというのが正直なところです。
『創造コース』を選んだのは、中学の時の担任の先生に「向いていると思う」と勧められたから。今では日々の授業を通して自分の正確や考え方がどんどん変化していくのが新鮮です。例えばプレゼンを重ねることで、人前で発言することへの恐怖心や緊張感はなくなったし、探究の授業で自分を深堀りすればするほど、自分のことをきちんと理解できていないことを実感していきます。またこれまでにやったプログラムの中で、特に印象に残っているのは「自分の新しい顔」をつくる『仮面プロジェクト』。かぶると“憧れ”が詰まった理想の自分になれるという設定の仮面の制作を通して、私は無意識のうちに「もっと自分の内面をさらけ出したい」と願っていることにも気づけました。
深堀りすればするほど、
自分のことをきちんと
理解できていないと実感する
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勉強も仕事も、できれば楽しみながら。
未来の選択のために、今できること。
私の長所は「まあ、なんとかなるか」と思ってどんなことにも飛び込んでいけるところ。これまでも人に「やってみたら?」と勧められたことは、できるだけ挑戦してきました。また学校内に貼られている教育関係のイベントや説明会の案内にも常に目を通し、気になったものには積極的に参加しています。例えば高校1年の夏休みには、1週間のインドネシアへの留学を経験しました。現地の企業とコラボをしながら、現地に潜む問題のい解決を試みるプログラムに参加。日本各地から集まった高校生との交流もできて、とてもいい刺激がもらえました。今は海外だけでなく、国内の地域留学にも興味があるので、それに向けた情報収集やオンライン説明会などにも参加しているところです。
自分には将来どんな仕事が向いているのかはまだ分からないのですが、いちばん憧れている職業はウエディングプランナーです。少し調べてみると、担当する新郎新婦によって、考え方ややりたいことがまったく変わるので、やりがいがあってすごく面白そうに感じています。その仕事を目指すためには経営学部に進むのがいいようなのですが、経営学にはあまり興味がないので、迷いがあるというのが今の正直な気持ち。大学ではより楽しみながら勉強をしたいと思っているので、できれば自分の「やりたい」「学びたい」と思えるジャンルを選択したいと思っています。自分がこの先どんな将来を目指したとしても、その道を選択できるように、たくさんのことを吸収して、できることを増やしていきたいですね。