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学校でしかできないことにフォーカス。
問題解決へのプロセスも楽しみながら。
追手門学院の創造コースに入学してから、毎日が充実していて、とても楽しい高校生活を送れています。その理由としてまず挙げられるのが、昔ながらの学びとは違い、クラスメイト同士で相談しあって回答を導き出すスタイルの授業自体がとても面白いということ。ひとりで考えるより、他者とコミュニケーションをとりながら取り組む方が僕には合っていると感じました。そしてふたつ目が先生たちがとても魅力的であることです。特に創造コースの先生たちは個性的な人ばかり。その中で気づいたのは、先生だって友達や家族と同じく、ひとりの人間であり、その人のパーソナリティの部分に注目して人として興味を抱くことで、授業に関する内容も頭に入ってきやすくなるということです。先生が発した言葉の中で特に印象に残っているのは「教科書を読むだけだったら、学校でなくてもどこでもいつでもできる」ということです。それを聞いてから、学校でやるべき学びは、さらにそこから一歩踏み込んだ領域だと考えるようになりました。
僕は中学の時にテニスを始めて、どうせやるなら最後までと思い、高校でもテニス部に入りました。しかし問題があって、この学校にはテニスコートが2面しかなく、そこを男子テニス部と女子テニス部、さらに中学校のテニス部を足した3つで分け合って使わないといけません。いちばんいいコートの使用方法を考える中で「最終学年である2年生を優先すべき」「伸びしろの大きい新入生に率先して使わせた方がいい」「大会前とそうでない時とでルールを変えるべき」など、いろいろな意見が出てきます。そのどれも間違っていないので、解決のために話し合いを重ね、円滑に練習が進められるように工夫をしてきました。そのように問題を解決するためのプロセス自体も楽しむことができるのが僕の強みかもしれないですね。
学校でやるべき学びは
教科書を読むところから
さらに一歩踏み込んだ領域


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得意を活かしながら試行錯誤。
可能性を絞らず、未来へと歩いていく。
探究の取り組みの中で印象に残っているのは、クラスメイトとペアになって相手が考える理想の財布をつくる『Walletプロジェクト』です。一口に「財布」と言っても、二つ折りに三つ折り、ファスナーのものやボタンのものなど、形やサイズにかなりの種類があります。その中で、パートナーの希望を細かくヒアリングして、理想のものをつくり上げるために、試行錯誤をしながら頑張りました。僕は相手がどう感じているのかを聞き出したり、人のために何かをやってあげたりするのが好きなので、自分の得意な面を活かすことができたプロジェクトだったと思います。
僕はまだ明確な夢を持っていませんが、漠然と興味を持っている仕事は「教師」です。それは追手門学院に入学してから、学校の先生という存在に対してポジティブな印象を抱いていることが関係していると思います。教師として働くとしても、小学校や中学校などいろいろな選択肢がありますが、やはり自分自身が高校に入ってから学校生活を楽しんでいることもあって、高校教師が面白そうですね。とにかくどんな職業についたとしても、その環境を全力で楽しめる自信があるので、将来に対する不安はありませんし、まだ可能性を絞り込む必要もないと思っています。ただし現在の自分が大人の自分を見た時に失望しないように、多少の変化は楽しみつつ、ブレない軸の部分を持った人間であり続けてほしいですね。
どんな職業についたとしても、
その環境を全力で
楽しめる自信がある
