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チームでの協業で気づいた
得意なことと、足りないこと。
僕は中学校から追手門学院に通っているので、探究の授業を6年間にわたって受けてきました。本当にたくさんのプロジェクトを通して、他の教科では学べないことを習得できたと感じています。そのひとつが「発表をする時は、その分野の“オタク”になる」ということ。プレゼンの際は、発表の中身について誰よりも詳しくなっていないといけません。準備の段階でその対象について「オタク」と言えるぐらいに情報を収集して、知識を深めるよう努めてきました。もうひとつは同じく発表をする時は「オーディエンスに寄り添う」ということです。観客がどう感じているかを意識せず、資料に書かれた内容をそのまま話すだけでは、関心を引くことはできません。途中で「どう思いますか?」と質問をするなど、自分なりにやり方を模索してきました。その結果「聞いている人に寄り添う発表だ」と言われることもあり、とても嬉しく感じた記憶があります。
探究の取り組みの中で印象に残っているプロジェクトがあります。それは身の回りで起こる困りごとに焦点を当て、その解決策を企画し、その実現に必要な費用を出資してもらうという設定で、投資家役の先生にプレゼンするというもの。自分が共感できるアイデアの発案者の元に集まり、チームでプロジェクトを進めていきました。僕はプレゼンを担当したのですが、希望額には到達できず、満足のいかない結果となります。その原因を分析すると、満額に到達するためには、企画をロジカルに、かつ抜け目なく説明するスキルだけでなく、「情熱」や「信念」といった数字では計れない部分もとても重要だと気づきます。自分にもまだまだ甘い部分があると気づけた経験でしたね。
情熱や信念といった
数字では計れない部分が
重要であると気づいた


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自らにルールを課してストイックに。
関心をきっかけに、進学とその先を見据えて。
僕は小学校の頃から剣道を続けていて、高校では剣道部のキャプテンを務めました。3年生になり、部活はすでに引退していて、今は自宅で自主練として竹刀を振る日々。もちろん受験が終わった後も続けたいので、剣道部がある大学を選ぶつもりです。また最近はフィジカルとメンタルの両方を鍛えるために、腹筋や腕立て伏せなどの筋トレにも励んでいます。しかし毎日続けるのはなかなか難しいものです。そこで「学校から帰宅したら、夕飯を食べる前に必ずやる」と自分自身に課したルールを設定。生活の中で習慣化することで、他の誘惑に負けずに続けることができるようになりました。勉強に剣道、筋トレなど、これからもいろいろなことにストイックに取り組んでいきたいですね。
将来の夢として中学の頃から漠然とイメージしているのが「起業する」ということです。そのきっかけとして、探究の授業でアントレプレナーシップについて学んだことや、「誰かに言われて」ではなく、自ら能動的に働きたいと思っていることが挙げられます。高校1年と2年の時には、アントレの理解を深めるためのイベントにも参加し、経営学部への進学も視野に入れていました。しかし今年の夏に京都で開催された「PR特使として、街の魅力を発信する」というプロジェクトに参加した時に、自分が「地域ブランディング」にも強い関心を持っていることに気づきます。現在はいろいろと調べる中で知った四国にある学校への進学に向けて猛勉強中。その学部ではフィールドワークなどを通して、地方都市の再生や発展に関する分野を学ぶことができます。まずは希望する大学の合格を果たし、そこから一歩ずつ夢へと近づいていきたいですね。
起業したいきっかけは
誰かに言われてではなく
自ら能動的に働きたいから

