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すべてに無気力な時期を経て、
これまでにない新鮮な体験を。
僕は中学2年生の頃、突然、何ごとに対してもやる気が起きず、無気力な状態となり、学校にも行けなくなった時期がありました。当時は通学するふりをして別の場所で時間をつぶすなど、不登校であることを隠しながら毎日を過ごしていましたが、半年ほど続けるうちに学校からも連絡が入り、両親にもバレてしまいます。当然とても叱られたのですが、「自分自身の納得がいくまで自由にすればいい」と言ってもらえて、気持ちも楽になり、そこからは高校や将来に対して前向きになれました。今はこれ以上両親に心配をかけられないという思いでいっぱいですね。
昔ながらの授業スタイルに違和感を覚えていた僕にとって、創造コースの学び方はとても価値あるものでした。はじめは定期テストがないことや、机の並びがグループワーク形式になっていること、そして具体的なプロジェクトの内容など、驚きの連続。もちろん小・中学校でもチームになって協力し合う機会はありましたが、今はそれと違って、それぞれに確固たる意見を持った上で、それを尊重し合いながらディスカッションしていくのが特徴的な部分だと思います。どちらかと言うとひとりで思考を深めていくのが得意だった僕にとって、チームのメンバーからアイデアやインスピレーションを受けるという体験はとても新鮮なもの。高校生になって「以前のような無気力な状態に戻らない」ことを意識してきましたが、今ではそんな心配をする必要もない環境にいると感じています。
それぞれに意見を持った上で
それを尊重し合いながら
ディスカッションしていく。


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学びを活かして、憧れの生活へ。
東京での新しい生活がすぐそこに。
僕の将来の夢は、小説家になること。振り返ってみると、幼稚園の頃から頭の中で妄想を膨らませ、物語を考えることが好きでした。本格的に小説を書き始めたのは高校2年生の時。予想を裏切るようなストーリー展開や、ひとくせあるキャラクターの設定、伏線の貼り方などが自分の強みだと思います。好きな作家は、伏線回収が鮮やかな伊坂幸太郎で、お気に入りは『殺し屋シリーズ』。今は執筆の修行として、pixivで二次創作をメインに活動しています。創造コースの授業の中で経験した「ゲームのつくり方」や「企業のマーケティング活動」などに関するプロジェクトは、自分でやろうと思ってもなかなかできない分野なので、将来的に自分の中で活かしていきたいですね。
小説家という職業を目指して、東京にある大正大学の表現学部『クリエイティブライティングコース』への進学が決まっています。そこで4年間、文章に関わるさまざまな知識を習得して、物書きとして活躍できる能力を磨くつもりです。とはいえ実際に小説家として生計を立てることができるのは、本当に一握り。ただどうせなら飽きることなく学べて、なおかつ将来的に役に立つスキルを身につけられる大学に進みたいと考えて決断しました。これまで得た経験のすべてと、これからの学びを活かして、憧れである「朝遅く起きて、小説を書いて暮らせる生活」の実現に向かって、進んでいきたいですね。
飽きることなく学べて
将来的に役に立つスキルを
身につけられる大学に。

