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違和感から辿り着いたこの場所。
授業で得た方法論を日常生活へ。
私は中学校の頃に、先生の話を聴きながら板書ばかりするような昔ながらの授業の進め方に退屈さを覚えていました。またひとつのクラスにはたくさんの生徒がいて、学力も当然バラバラ。特に数学などの教科ではそれぞれの理解度が大きく違うのに、その差が埋まることのないままに授業が進んでいくことにも違和感がありました。それが追手門学院の創造コースへの進学を選んだ大きな理由となります。もちろんここにも数学や国語などの科目はありますが、授業の中で必ずグループワークなどがあるので、手持ち無沙汰な状況が起きず、授業中に退屈さを感じることも格段に減りました。
探究で学んだことのひとつに『教科のレンズ』というものがあります。これは例えば「過去のできごとを現在の事象に当てはめて、比較したり似ているところを探ったりしながら、多面的にものごとを捉える」といった手法です。一般的には歴史とか地理などの授業で使うものですが、私は他の教科にも取り入れていて、さらには実社会においても活用するようにしています。また授業の最後に行うリフレクションも日常生活の中で応用していて、例えば心の中にモヤモヤとしたものがある時には、そのうごめいている感情をとりあえず文字にして書き出すという作業もやってきました。そうすることで、さまざまなことを客観的に観察できるようになったり、また自分の気持ちを上手く言語化できるようになったりして、結果的に気持ちの整理や、解決の糸口を見出すことにもつながっていると思います。
必ずグループワークなどがあり、
授業中に退屈さを感じる
ことも格段に減った


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ライバルの存在が力に。
日々の心がけが未来につながる。
私の将来の夢はLDHという芸能プロダクションに入社し、所属アーティストであるGENERATIONSのスタッフとして働くことです。実は追手門学院に入学したきっかけもその夢と関係があります。中学3年生の時に来た創造コースのオープンスクールで何より驚いたのが、授業を担当してくれた先輩たちのプレゼン能力の高さでした。やはりLDHのような競争率の高い人気企業に入るためには、学力だけで勝負しても上には上がいて、太刀打ちできません。それよりも面接やグループワークなどで良い印象を与えることができるスキルを身につけたいと感じて、この学校への入学を決意。就職に向けたスタートとしては少し早いかもしれませんが、まだ周りが力を入れていない今のうちから鍛えていけば、武器になるのではないかと考えました。
高校生になってから、日々の課題や中学から続けている陸上部の活動もあって、慌ただしくも充実した毎日が過ごせていると思います。モチベーションとなっているのは、中学の時にはいなかった陸上部の同級生の存在。私はもともと負けず嫌いで、ライバルであるその部員にも負けたくありません。お互いに良い影響を与え合い、切磋琢磨できる関係として、私にとっては頑張れる力になっていると思います。普段の学校生活においても、課題に真面目に取り組むことや、クラスメイトとの対話、そして何か問題にぶつかった時には、一面だけにとらわれるのではなく色々な方向から考えることなどを意識してきました。それらの積み重ねが、夢の実現へとつながっていくといいですね。
面接やグループワークなどで
良い印象を与えることが
できるスキルを身につけたい

