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熱意が持続しない私が、
唯一続けているもの。それが漫画。
私がこの学校を受験しようと思った理由は、グループワークやクラスのみんなが一体となってひとつのことに取り組む機会が多いと聞いたから。というのも、私は昔から自分の協調性のなさを自覚していました。そんな自分を鍛えるために適した場所だと思ったんです。また熱しやすく冷めやすいのも、私の弱点のひとつ。たとえば日記を書き始めたとしても、１日目はものすごく長文なのに、２日目は日付だけ、みたいな（笑）。はじめの熱意が、なかなか持続しないんです。
そんな私ですが、物ごころがついた時から今に至るまで、ずっと続いていることがあります。それは漫画を描くこと。兄が持っていた作品の影響もあって、特にギャグ漫画を描くのが好きです。四コマ漫画に短編漫画、幼い子どもが読む絵本など、テスト前でなければ、ほぼ毎日、さまざまな漫画を描いています。夢中になりすぎて気づけば夜通しで描いていることもしばしば。ただ、クオリティに納得がいかず、描いても誰にも見せないまま捨ててしまうのがほとんどです。時には親しい友達に見せることもありますけどね。
特にギャグ漫画を描くのが好き。
夢中になりすぎて、気づけば
夜通しで描いていることもしばしば。
Theme2
授業で学んだことを他にどう活かすか。
そういう考え方ができるようになった。
探究の授業で取り組んでいたのは、動画制作。自分が大切にする価値観を表現するというテーマのもと、私は自分の特技を活かして、パラパラ漫画をつくったんです。たとえば「ラーメンのスープに浮いている油を、お箸を使ってひとつにする」とか「バスの中が臭くない時」とか、そういう私が好きなものを大量に挙げていって、それを一つのストーリーにつなげ合わせました。描いた絵の総数は400〜500枚くらい。一見、完全にバラバラなものたちを物語としてつなげるために、共通点を導きださないといけません。それをやったおかげで考える力がすごくついたし、授業で学んだことを他にどう活かすか、という考え方ができるようになりました。
将来は可能であれば美術関連の職業に就きたいと思っています。漫画は趣味で続けていければいいですね。また彫刻など他の表現も一通りやってみたいと思っているので、美術系の大学にいくことも視野に入れています。そういった選択肢を広げるためにも、今は下校時間ギリギリまで学校に残って、勉強をしていますよ。成績をキープしておけば、進路選択の時にも自分に有利になると思うので。漫画以外だと、スペインが好きなんです。中学生のときに友達に影響されて、たとえばカタルーニャ地方の文化などに興味を持つようになりました。今後、可能であれば文系コースで、世界史を専攻できるようにしてほしいですね。
美術系の大学進学も視野に。
成績をキープしておけば
進路選択の時に有利になる。
